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栃木で講演。普天間問題、より丁寧な対応を!菅総理、退陣を!
1.6月11日(土)は、朝9時から、地元明石の明南高校の90周年記念式典でご挨拶(写真①)。特に在校生に対して、次の10年、20年を若い力で切り拓いて欲しい旨挨拶。

そして、飛行機で上京。東京駅から新幹線を乗り継ぎ、宇都宮へ。自民党栃木県連「とちぎ未来塾」で講演し、その後意見交換と懇談会。新しいエネルギーのベスト・ミックスについて、様々なご意見を頂くとともに、多くの方から激励を頂く(、③、④、⑤)。

2.6月12日(日)は、早朝、地元に戻り、淡路島交流水泳大会で選手の皆さんを激励()、その後淡路島内を回る。漁師の皆さんからは、原発の風評被害で、「いかなご」はじめ魚の値段が安くなっていること、魚の量も少なくなっていることに加え、燃料代が高くなっていることなど、厳しい現状をお伺いする()。

3.6月13日(月)、朝一番の伊丹発の羽田便で上京し、東電の賠償スキーム、瓦礫の処理等についての打ち合せ、エネルギー関係雑誌の取材など続く。大学の同期の溝畑観光庁長官とも意見交換。

4.6月14日(火)、朝8時より国防部会。政府からオスプレイ(垂直離着陸可能な飛行機)の沖縄配備について、また、艦載機離着訓練(FCLP)の馬毛島移転について、説明を受ける。また、普天間飛行場の移設について、辺野古沖でのV字型滑走提案、即ち、元々の自民党案に戻り、米国、地元と調整をしていることの説明を受ける。
しかし、政府はどこまで本気で、真面目に考えているのか。来週「2+2」(両国の外務大臣+防衛大臣会合)で議論するというが、菅総理が辞任するタイミングが近づいており、大臣も替わる可能性が高いのに、何故このタイミングで開くのか。しかも、鳩山政権以来、米国との信頼関係が失われている時である。

また、自民党のV字案に戻ったとしても、かつて自民党がまとめた時とは沖縄県民の感情は全く変わってしまっている。そう簡単には理解は得られない。一層の負担軽減が不可欠である。それなのに、オスプレイの沖縄配置を同じタイミングで打ち出し、「沖縄県の理解を得られるよう対応する」と言う。混乱し複雑化した状況の中で、物事は一つずつ丁寧に進めないと何もうまくいかない。かつて地元の理解も得られ、まとまっていた自民党案に戻ったとはいえ、その時とは事態は全く変わってしまっているのである。よりキメ細かく丁寧な対応が必要である。

このことは、馬毛島へのFCLP(艦載機着陸訓練)移転についてもあてはまる。地元への説明が全くないままに報道で知る、という政府のやり方である。極めて乱暴な進め方である。そう言えば、福島第一原発において、低レベルの放射能汚染水の放出した時(4月4日)も、事前に地元へ説明が一切なかったのである。極めて荒っぽいやり方であり、地元軽視もはなはだしい。こんなやり方では、うまくいくものもいかなくなるのである。この政権のこの統治のやり方では、何も問題が解決に向かって収束しないのである。改めて、菅政権の早期の退陣を求めたい。