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南アジア・中東出張報告(その③:オマーン編)
1.オマーンは、2009年2月(2009年3月6日活動報告参照)、2006年11月(2006年11月8日活動報告参照)、2006年7月(2006年7月26日活動報告参照)に続いて4回目の訪問である。

2.急激な発展や変化を望まない、穏健なイスラム国家として、米国やイランとも太いパイプラインを持つ大事な国だ。落ち着いた雰囲気の中で発展しており、全体としての街中の様子は以前と変わらず(写真①)、“シンドバット”が船を出したという港、要塞も健在、海洋国家として発展してきているが(、③、④)、最近では、やはり、街中には新しいビルもいくつも建設されている()。

3.また、インド系のショッピングセンター(SC:「Lulu Hypermarket」)はじめ、多くのSCが建てられており()、中で多くの市民が大量に買いだめしていた()。

4.サアディ商工大臣()、ハールシー・マスカット市長()、ハリーリー観光大臣()と意見交換し、来年国交樹立40周年記念事業である「センチュリーライド2012」などについて打ち合せ。これは、2月12日に、オマーン国内で自転車大会を行うもので、日本から約1000名のサイクリストの訪問も予定されている。

5.昼は、いつものように尊敬するザワウィ博士国王顧問と。オマーン訪問したときは必ずお会いし、国際情勢等についてご指導頂きながら、活発な意見交換の時間だ()。

6.オマーンは人口277万人の小国であるが、 ホルムズ海峡の外にあり、かつ、イランとの関係も深い。また小国ゆえに、中東の各国ともパイプを構築している、政治的には極めて大事な国である。このことは東京大学の山内昌之教授が詳しく解説されている(読売新聞8月29日一面参照)。今後、休眠中の日本オマーン友好協会を再興し、さらなる関係強化に全力を尽くしていくつもりだ。