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経済産業委員会で質問。
1.4月6日(水)朝9時から衆議院経済産業委員会で質問に立った。これまで、海江田経済産業大臣、寺坂保安院長、班目原子力安全委員長はじめ関係者が、原発収束に向けて寸暇を惜しんで取り組まれてきているだけに、この間、委員会も開かずにきたが、やはり、様々な課題が明らかになってきていることから、本日、3時間と時間を限って委員会を行った次第である。

2.私からは、昨日のブログでも書いたとおり(2011年4月5日ブログ参照)、細野首相補佐官の「数ヶ月」発言について確認するとともに、昨日の低レベル汚染水を海に放出したことなどについて、問い質した(質疑の様子はこちら 写真①、②、③、④)。日本国民すべてがこの原発の状況に大いに不安になっている。まして周辺住民の皆さんにとっては死活問題である。この汚染水の放出は、より高濃度の汚染水の流出を防ぐためとは言え、基準を150倍以上も上回る汚染水である。やはり総理がしっかりと説明し、国民に理解を求める事柄ではないか。地元自治体への説明、関係省庁との調整など全くなされていなかった。官僚は官僚で全く動いてないのであろうか。政府の丁寧な対応を求めた次第である。

3.また、唖然としたのは、フランスから届けられた放射能防護服、放射線計測器計2万セットを今まで放置して、今日やっと福島県などに発送したと言うのである。外務省は何をやっているのか。世界中の知見と協力を得て、対応しなければならないのに反応が極めて遅い。枝野官房長官、海江田大臣に改めて、強く、各省間の連携、迅速な対応を求めたところである。

4.その後、政府・各党実務者会議(写真⑤)、記者取材、来客など続く。昨日はチェルノブイリの封じ込めも行った、米国ベクトル社の幹部から、その経験、ノウハウなどを伺った(写真⑥)。まさに世界中の経験・英知を結集して原発を一日も早く封じ込めなければならない。全力で取り組みたい。
  • 写真①
  • 写真②
  • 写真③
  • 写真④
  • 写真⑤
  • 写真⑥