BLOG

中国の農業について意見交換。終日、外務委員会。
1.4月8日(水)朝8時、都内のホテルでEUから訪日している国会議員団の方々と朝食会。現下の経済危機における対策や各国の選挙情勢等について、意見交換。

2.9時、国会内で衆議院外務委員会。アメリカ海兵隊のグアム移転について、参考人からの意見聴取を行い、午後は本協定の審議。本日は、5時過ぎまで審議だ。

3.10時、公務のため、委員の差し替え(代理出席)を後輩の関芳弘代議士にお願いし、中国から訪日中の陳錫文中央・農村工作領道小組弁公室主任と面談(写真)。
中国における農政の第一人者だ。さすがに数字にも強く、「三農問題」と言われる中国の農政の改革について詳しく考えを述べられた。私からは、①都市部に出稼ぎに出ていた農村部の農民のうち、約2000万人が農村に戻ったとの報道について、その真偽と農村部への影響、②農地の「経営請負権」(農地の所有権者は“村”)の移譲(中国では「流転」と呼ばれている)の進展に伴い、農村に変化が起きているのではないか、等を問題提起した。確かに、農民が都市部に出稼ぎに出る際、農地の「経営請負権」は譲渡されるが、そのうち3分の2は親戚に、3分の1は大企業に移譲されるとのことであった。親戚に譲渡しておけば、出稼ぎに出てもまた農村部に戻れるし、大企業は大企業で農業の規模拡大、効率化につなげているようだ。中国は日本の約25倍もの面積がありながら、農家は小規模で1人当たりの耕地面積は「0.5ha」との説明もあった。慢性的に「水」が不足している問題もあるし、何よりこの規模拡大が大きな課題である。さらに農民の教育の問題(学校に通う年数は平均6年、即ち小学校卒)や年金・医療保険を充実させていくといった大変な問題を、時間をかけて解決していく、との姿勢であった。日本においても、年金の記録問題や地方の医師不足といった大きな課題があるが、日本は基本的に「国民皆保険」であり、中国の問題ははるかに根が深い。陳錫文主任の手腕に期待したい。

4.夕方、経団連との勉強会「東アジア経済成長戦略に関する懇談会」に出席。途上国のプロジェクトに対するJBICの融資への期待が大いに高まっているが、それではカバーできない収益性の低いインフラ整備のプロジェクトなどに公的機関から出資する方策の創設などについて、意見交換を行った。

5.夜は、ロドリゲス在京キューバ大使に誘われ、中南米の在京大使の皆さんと懇談会。WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)の話題やら、経済対策の話やら、つい先日来日されたチャベス・ベネズエラ大統領の話題やらで大変に盛り上がる。

その後、安倍晋三前総理と打ち合わせ、さらに、政治学を専門とする大学教授と、一杯やりながら意見交換。帰宅は12時前。