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飼料高騰で苦しむ畜産・酪農家、原材料高騰に苦しむ中小企業のために。
1.6月6日(金)朝8時、党本部。「畜産・酪農対策小委員会」からスタート。
エサ代が高騰している中で、緊急の補てん措置が実施されているが、生産者側の負担は借金でまかなわれ、既に2000億円もの借金を抱えることとなっている。これまでの措置の延長ではもはや対応できないところにきているのである。地元の畜産・酪農に従事される皆さんもエサ代の高騰で悲鳴をあげている。また、なかなか価格転嫁できない点も大きな課題である。牛の価格は市場のセリで決まるし、牛乳等は大手スーパーの力が強く、また消費者の所得も伸びない中で、価格転嫁は極めて難しい。このままでは、日本の畜産・酪農が失われてしまう。中期的には、国内で飼料米の生産を軌道にのせることが大事であるし、当面は、緊急の支援措置も必要である。来週のとりまとめに向けて、しっかり議論したい。

2.11時、党本部にて「アジアの子供たちに学校を作る議員の会」総会。
3月のカンボジアの「トゥナールトゥートンともだち小学校建築及び贈呈式」の報告(2008年3月28日活動報告参照)。そして、今年度は、タイの北部チェンマイの山岳地帯に小学校を建設・贈呈することを決める。年間の所得がわずか3500円程度という大変な貧困地帯である。チェンマイから車で約5時間かかるという。今回は娘たちを連れていくことは難しいかもしれない。

3.12時「雇用・生活調査会中小企業労働者問題プロジェクトチーム」。事務局長として議論を整理(写真)。今回は、4月に全国に設置された「下請けかけこみ寺」への「かけこみ」状況等についてヒアリング。
「下請けかけこみ寺」への相談件数は、4月1日の発足以来、2ヵ月で428件となっており、相談員の「親企業とのやりとりは『内容証明郵便』とすること」といったアドバイスにより、親企業の対応が変わったという例もあるという。どこにも相談できず、泣き寝入りしている中小企業が無数にある。そしてそこで働く労働者が辛い思いをしているのである。その人たちの所得が増えないと、国内消費も増えず、日本経済全体としての景気も良くならないのである。

ますます原材料費は高騰している。中小企業の経営やそこで働く労働者の方々の生活が安定するようがんばりたい。

4.13時、本会議。14時「日本・サウジアラビア友好議員」設立総会。その後は、事務所で関係省庁から政策・資料の説明、(6月中旬以降)の南米出張の打ち合わせ、来客などが続く。
夕方は、西オーストラリア州のリーベリング下院議長を囲んでの夕食会。そして、明日の「日韓未来構想セミナー」に出席のため、新幹線で名古屋に向かう。