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「有害サイト規制法案(通称)」について。国際競争力調査会報告書(中間報告)とりまとめ・公表。盟友・山際大志郎代議士結婚!!
1.6月3日朝8時、党本部。「内閣部会・総務部会・経産部会合同会議」で「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」(通称「有害サイト規制法案」)について議論。

インターネットや携帯サイトの利用が急速に広まる中、子供たちが有害情報に容易に接することができ、また誹謗・中傷の書き込みなど、青少年の健全な成長・権利の擁護が喫緊の課題となってきている。他方、憲法で「表現の自由」が保障され、情報社会もさらに発展させることも必要であり、様々な提案がなされる中で、極めて難しい制度設計が求められていた。

本日示された最終案は、有害情報の基準作りには政府は関与せず、民間の自主的取組に委ね、一方で携帯電話会社に対して、親が申し出た時以外には子どもがネット有害情報を閲覧できないようにする(いわゆる)「フィルタリングサービス」の提供を義務付けるほか、PCメーカーには「フィルタリングソフト」の組み込みを義務付けるものである。

その意味で、表現の自由との関係に配慮しながら出来ることを追及したギリギリの仕組みである。私から、こうした趣旨を発言させて頂いた上で「総務省と経産省がしっかり連携して取り組むように」と付言させて頂いた(写真)。この機会に自分の省の権限にしようという意図も見え隠れする。大事なのは、「省益」ではなく「国益」であり「国民」なのである。そのこと強く念を押した次第である。

2.9時20分国土交通委員会理事会、30分国土交通委員会。今日は「空港整備法及び航空法案」の審議。話題になった羽田の空港ビルディングの株式取得を巡るいわゆる「外資規制」については、与党内で意見集約ができず先送りとなったが、「空港整備法」を改め「運営」も含めた新たな法案の審議が進む。

11時、中川秀直元幹事長の新著「官僚国家の崩壊」を題材に勉強会。

12時、党本部にて「社会保障制度調査会」において「長寿医療制度における保険料の軽減」見直しについて議論。低所得者に対する大幅な負担減が示されるが、抜本的な見直しを求める声が相次ぐ。

13時、国土交通委員会再開。15時半採決。共産党以外の自民・公明・民主等の賛成で可決。

夕方16時、超党派の「新世紀の安全保障体制を考える若手議員の会」で集団的自衛権について議論。

17時半、本日取りまとめた「国際競争力調査会」中間報告の記者発表(その内容はこちら、本文はこちら)。その主な項目は①医療機器の審査の迅速化、②「医薬品庁(仮称)」(日本版FDA)の創設、③デジタル・デバイドの克服と地域活性化(光ファイバー・デジタル無線網の敷設など)、④首都圏空港(成田・羽田)と港湾の完全24時間化達成、⑤公的年金の株式等の資産への運用促進、⑥小学校2年生からの英語教育の導入、⑦「理科離れ問題」の解決、⑧大都市圏を中心に、一人当たりの実質的な住生活空間を15年間で倍増、⑨出生率低下を抑制したフランス並みの子育て支援を実施(10兆円程度(GDPの2%程度、現行の倍増以上)と試算)等である。
多少とんがった提案であるが、問題提起の意味も込めて、世の中に問うていきたいと思う。

夜は、同期2期生の親友・山際大志郎代議士の結婚式、バングラディシュの大使を囲んでの食事会と続く。

山際大志郎代議士もいよいよ40才であり、遅い結婚だが、当選後、一緒に取り組んだインドの勉強会がきっかけで、アドバイザー役をお引き受け頂いた小尾敏夫・早稲田大教授の助手の岩崎尚子さんと結ばれた。才色兼備の素敵なお嬢様で、大学で研究を進めている点は私の妻とも共通点がある。家庭と仕事の両立は大変だが、我が家も3人の娘がすくすくと育っている。是非少子化にもチャレンジしてほしい。末永いお幸せをお祈りしたい。