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税制改正の議論の一日
1.今朝も8時から、党本部。まず、私が事務局次長を務める「農村基盤整備議連総会」。農村の活力・文化・自然を維持するために必要な予算・措置について議論。続いて「トン数標準税制に関する打合わせ会」で「トン数標準税制」導入に向けた税務当局との折衝状況を確認し、論点を整理する(11月20日ブログ参照)。8時半からは、「海洋フォローアップ研究会」。民主党の前原誠司代議士をはじめ超党派で海洋開発の重要性を確認する(11月8日ブログ参照)。9時に、山本有二・調査会長と道路特定財源について打ち合わせ、9時半に、全国町村会館で「水産振興・漁村活性化総会」。10時半過ぎに、舛添要一・厚生労働大臣と打ち合わせを兼ねて、地元集会に向けたメッセージを頂く(写真)。11時15分、NPO特別委員会の幹部会で、寄付した場合に税の控除措置が受けられる「認定NPO法人」の認定要件の緩和について、行動を加速することを確認。時代は大きく変わっており、NPOの役割は極めて大きくなっている。3万2千のNPOのうち、わずか73法人しか認定を受けられない制度はいくらなんでもおかしい。事務局長として、大胆な緩和を行いたい。

2.昼食をはさんで、経済産業部会税制勉強会で、「中小企業事業承継税制」の論点整理。地域の活性化のために、事業承継の円滑化・負担軽減が不可欠である。後継者以外の税負担も大幅に軽減されてしまう、などの課題も示されるが、ここが知恵の出しどころである。こちらも事務局長として、是非実現に向けてがんばりたい。続いて、国土交通部会では、原価高騰で苦しむトラック事業者・内航海運事業者のトラック・船舶の買い換え投資に対する税制の優遇措置など強く求めていくことを確認。13時すぎに、中川昭一代議士の勉強会に遅れて出席。先輩4期生の水野賢一代議士が司会をしておられ安心しつつ、派閥的な動きではなく、党所属の全議員に呼びかけをすることが決まる。我が国の国益のために、バランスの取れた良識的な議論の場・勉強会となることを望むものである。

3.14時から、いよいよ税調の議論。①将来の消費税増税の是非、②地域間の財政力格差の是正策、③道路特定財源、④環境税、⑤事業承継税制など、主要項目について議論が行われる。私からは「国民は原油高騰で苦しんでいる。さらに、最近の公務員の不祥事。今、消費税増税を言い出せる環境にない。まずは、歳出削減とともに税収を増やす努力をすべき。民主党のいうように政権交代するだけで15兆円も生み出す、といったことはあり得ず、まさに「霞が関埋蔵金」伝説は夢物語である。しかし、既に決めている特別会計で20兆円・資産売却で12兆円の捻出、なども含め、一つ一つ丁寧に検証すべき、さらにそれらの一部を財源として資産運用することも考えるべき。そのようなあらゆる努力をした上で、最後の最後の手段として、消費税がある。まずはそのすさまじい努力の姿勢を示すことが大事。」との旨申し上げた。
今日も夕方には、懇親会が2つ、先輩議員のパーティが2つに勉強会もある。「体力勝負」、「体を大事に」などとよく言われるが、まさに至言である。