とっておきの1枚

2010年2月11日
私の生まれた翌年の1963年の作品である。書評欄で見つけ、思わず手に取った。確かに文体、表現は、最近の推理小説とは趣を異にするが、ヌードダンサーが財閥の御曹子に見染められ結婚する、という設定からして興味を引かれる。そして、話が進むにつれて、隠されていた真実が次々に明らかにされていく。予想外の展開にぐんぐん引き込まれていくのである。一世を風靡した推理小説の撰作である。