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安倍晋三元総理と最後のお別れ
1. 参院選最終盤の7月8日、遊説先の奈良で安倍元総理が銃撃され亡くなられました。無念でなりません。未だに信じられない思いです。卑劣な蛮行を断じて許さない、強い憤りを感じています。
 11日に通夜、12日には葬儀が執り行われ、斎場でご遺骨を骨壺に納めさせて頂き、最後のお別れをさせて頂きました。このようなお別れになるとは夢にも思わず、今はただ、心からご冥福をお祈りしております。

2. 亡くなられる前日の7日夕方には神戸三ノ宮で、一緒に末松信介候補の街頭演説会を行い、若い方々を含む多くの皆さんが集まる中「末松頑張れ」と力強い応援を頂きました。安倍総理自身、手応えを感じながら心たかぶらせて岡山に向かわれ、翌日、奈良県で銃弾に倒れられたのです。
 末松候補はじめ自民党の候補者は、深い悲しみに耐えながら、暴力に屈することなく最後まで訴えを続けました。末松候補は4期目の当選を果たし、自民党も勝利しましたが、候補者の思いや自民党の政策が有権者に通じての勝利です。安倍総理も天から見守り力を与えてくれたものと思います。

3. 7月8日、銃撃の一報を受け、私はすぐに搬送先の奈良県立医大附属病院に向かい、大量の輸血など医療関係者の皆様の懸命の努力を見守っていましたが、願いかなわず、昭恵夫人とともに最期を看取らせて頂くこととなりました。
 翌9日にはご遺体と一緒に奈良から東京まで戻り、妻の信子と共に安倍家のお手伝いをさせて頂きました。総理と過ごした日々が偲ばれ涙が止まりませんでした。

 私の義父・吹田愰は岸信介元総理の地元山口県田布施町の町長を務め、岸総理の後継者として立候補し衆議院議員を務めました。そして、私自身、官房副長官、経済再生・コロナ担当大臣として、安倍総理をお支えしました。親子二代に亘る岸家・安倍家とのご縁です。(ちなみに、私の妻の信子は岸信介総理から「信」の字を頂きました)。ただただ心からご冥福をお祈りする次第です。

 安倍晋三という偉大な政治家を失い、大きな柱を失ったような、心に大きな穴が開いたような思いですが、悲しみを乗り越え、私自身、安倍総理のご遺志をしっかりと引き継ぎ頑張ることを固く決意しているところです。憲法改正、拉致問題の解決に全力で取り組みます。

4. 最終的に参院選で自民党は63議席を獲得し、公明党と合わせ与党で76議席を獲得しました。私が県連会長を務める兵庫県でも末松信介候補と公明党の伊藤たかえ候補が当選し、与党で2議席を確保することができました。
 今回自民党が公約に掲げた、物価高騰対策、所得向上、新型コロナ対策、食糧・エネルギー安全保障、子育て支援、国防力の強化などに全力で取り組み、一つ一つ実行して参ります。

5. オミクロン株の変異株、BA.5による感染が急拡大し始めています。
 ワクチン接種、手洗い、消毒、そして特に「換気」といった感染防止策を改めて徹底して頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

<テレビ出演のお知らせ>
7月13日(水) 21:00~22:00 BS11「報道ライブ インサイドOUT」
  • コロナ担当大臣として安倍総理を補佐して国会答弁(2020年4月)
  • カナダシャルルボワサミットにおいて、G7首脳による詰めの議論(2018年6月)
  • ホワイトハウスの目の前にある迎賓館・ブレアハウスの前で日米首脳会談を前に官房副長官として安倍総理と(2018年6月)
  • 迎賓館・ブレアハウスで首脳会談を終えてくつろいだ様子(2018年6月)
  • トランプ大統領を護衛艦かがで迎える準備の様子(2019年5月)
  • 清和会会長になられた安倍総理の会館事務所で安倍派の事務総長として打ち合わせ(2021年11月)
  • 安倍総理と正副長官で新年の仕事始めの打ち合わせに臨む(2019年1月)
  • 東京迎賓館でトランプ大統領を迎えての晩餐会(2017年11月)
  • 2019年G7フランス・ビアリッツサミットで待機中の時間に(2019年8月)
  • 7月7日、西宮での街頭演説(2022年7月)