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今般の豪雨災害への対応について
1.今般の豪雨災害により、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。全力で災害復旧に取り組んでいるところであり、7月24日(火)には、地元自治体の負担がほとんどない形で安心して災害復旧に取り組んで頂くべく「激甚災害」の指定を行ったところです。

2.電気、ガスのインフラは早期に復旧しましたが、避難所で生活をされている方々の環境を改善すべく、クーラー(約500台)や段ボールベッド(約3,700個)等の物資を、被災地からの要請を待たずに送るいわゆる「プッシュ型」で送付したところです。
こうした中、被災者の応急的な住まいとして、公営住宅等に525戸、また「みなし仮設住宅」として借り上げる民間賃貸住宅にも1,711戸の入居が決定しており、合計で2千世帯を超える方々が避難所から移ることとなっています。引き続き手続を進めつつ、被災者の皆様が一日も早く元の生活に戻れるよう、全力で取り組んでまいります。

3.水道については、最大約26万戸あった断水も、7月26日(木)までに岡山県内では断水が解消するなど、約96%が解消しました。特に被害の大きかった宇和島市や呉市の川尻地区も、見込みより前倒しで8月上旬から通水が可能となる見通しとなりましたが、引き続き早期の断水解消に全力で取り組んでいきます。

4.災害廃棄物については、大阪市、神戸市、京都市などの支援や自衛隊の協力により早急な撤去・処理を進めています。特に、全壊約2,100棟と被害の大きかった倉敷市真備町の国道486号線沿いのがれきの撤去は7月24日に完了しました。引き続き、災害廃棄物の撤去・処理を急ぎます。

5.また、被災者の生活再建、生業(なりわい)の復興に向けて、グループ補助金や持続化補助金などによる中小小規模事業者に寄り添った支援、ため池の応急整備などの農林漁業者の支援、宿泊支援などによる即効性のある観光業の支援等を内容とする支援パッケージを来週中には決定し、速やかに必要な措置を講じていきます。

6.なお、7月5日(木)の夜にあげた私の情報発信で、様々なご批判を頂きました。真摯に受け止め、被災者の方々をはじめ多くの方に不愉快な思いを抱かせたことを改めてお詫び申し上げます。猛省をしているところです。今後、政府のスポークスマンとしての役割を果たす際には、細心の注意を払い、気を引き締めて情報発信を行いたいと思います。
ちなみに、5日午後には、小此木防災担当大臣の下、関係省庁災害警戒会議を開催し、政府一体となった警戒態勢を確保するなど、万全の態勢をとっていたことを申し添えます。今後も、4年前の広島土砂災害の際に政府現地対策本部長を務めた経験も活かしながら、被災者の皆様が一日も早く元の生活に戻れるよう、全力で取り組んでまいります。

7.また、今週末に日本への上陸が予想される台風12号への対応について、小此木防災担当大臣の下で、関係省庁災害警戒会議を開催し、政府として警戒態勢を強化しています。引き続き気象情報に注意し、早め早めの安全確保をお願いします。