とっておきの1枚

2011年6月22日
あすすめの読書2011(その⑪)
「この女」(森絵都著:筑摩書房刊)
大阪の日雇い労働者の街・釜ヶ崎と神戸を舞台に、ある女性の生き様を描いた小説。私の大好きな作家の一人・森絵都さんの最新作。児童文学で有名ですが、「風に舞いあがるビニールシート」で第135回の直木賞受賞(2006年9月19日とっておきの一枚参照)の若手実力派。今回の作品は艶っぽいところ、ヤクザなところも含めて、人生の光と影を見事に描き出しています。