とっておきの1枚

2009年11月18日
冬のお薦め読書(その1)

「新参者」(東野圭吾著:新潮社刊)
大好きな作家東野圭吾氏の最新作である。連作の短編集とでも言うべき本作品は、東京下町の商店街を舞台に、様々な人間模様を描いている。次々と怪しげな人が浮かぶが、その怪しさの背景には、ほっとする人情話が隠されていたり、一作一作に「そうだったのか」と舌打ちしたりする。存分に楽しめる作品だ。意外な結末はいつものとおり。是非下町の東野ワールドを楽しんで下さい。