とっておきの1枚

2009年1月23日
新春お薦め読書(その③)

「黒百合」
子供の頃、よく遊びに出かけた六甲山が舞台の青春小説。といっても子供たちの知らない大人の世界ではドロドロした愛憎劇が繰り広げられているのですが…。
昭和十年のドイツでの出会い・縁が、神戸・六甲の地でそのすべてが結実する。ストーリーの工夫もさることながら、初恋の男の子の揺れ動く心境を見事に描いています。