とっておきの1枚

2008年5月25日
ニッシ-の春のおすすめ読書 その⑧

凄絶な改革姿勢である。不良債権処理、郵政民営化など、小泉純一郎総理とこの竹中平蔵氏がいたからこそ成し遂げれたのだと思う。もちろん黒子としての飯島勲秘書官の存在(2007年3月31日の今日の一枚参照)と合わせて、「3本の矢」の力が合わさって強力なエネルギーになったのだろう。政権にとって大事なことは①「アジェンダ(テーマ)設定」②「工程表(道筋)の決定」そして③それをやり抜く人材の配置だと思う。そして、このことを竹中氏はある意味「プロデューサー」として仕切ったのである。私も、国民の税金を一円も無駄に遣わないことを肝に銘じて仕事に当たっているが、この本に示された「政治の手法」や「プロセス」をお手本としてしっかり頭に入れておきたいと思う。