活動報告

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2009.05.27

中央アジア・コーカサス・中東・アフリカ出張(その⑤:「エチオピア・ジブチ編」)

1.ヨルダンから、いよいよアフリカへ向かう。乗り換えのため数時間、エチオピアの首都アジスアベハで過ごすが、日曜日のため、日系企業の方々と意見交換し、あとは市内視察。アフリカ最貧国の一つだけあって、市場も雑然としている(写真①)。しかし、建設ラッシュは続いており(写真②)、穏健なイスラム国だけあって、中東マネーも流入してきているようだ。しかも、AU(アフリカ連合)本部があり、本部ビルのすぐ横に、中国が150億円をかけて大ホールを建設していた(写真③)。中国人も多く連れてきての工事らしい。中国はどんどん影響力を及ぼしている。

2.そして、海賊対策の拠点ジブチへ。空港へは、旧知のユスフ外務大臣(4月3日ブログ参照)が迎えに来てくれており、そのまま外務省に直行し、意見交換(写真④)。両国の戦略的な関係強化を確認し合った。

3.そして、既に海賊対策として派遣された2隻の護衛艦に加えて、5月末に哨戒機P3Cを2機受け入れるべく準備中の海上自衛隊の皆さんを激励(写真⑤)。かなりの暑さの中での作業である。40℃をゆうに超え、ジブチの人は「午前中のみ働き、午後は休息する」というのも理解できる気がする。

また、2隻の護衛艦のうちの1隻、「さみだれ」に乗り込み、艦長と海賊対策における課題等について意見交換を行った(写真⑥、⑦、⑧)。やはり、中東だけあって、水や野菜の確保が難しいらしい。その後、面談した米軍と連携するのも一案か。

4.その後、‘町’のような基地を築いている米軍の司令官と意見交換。日米同盟をベースにした連携を確認するとともに、ソマリア情勢についても情報交換を行った(写真⑨)。

合い間に、日本の無償資金協力で建設した「フクザワ小学校」を視察(写真⑩)。当初より大幅に生徒数が増え(約2600人)、先生が不足してきていることなどを伺う。現在ジブチに1校しかない教員養成校を支援する予定であり、そのことについても意見を伺った。日本の援助は、こうした、教育、医療、食糧などのいわゆる「人間の安全保障」の分野を強化している他、道路や鉄道、港といった“インフラ”に重点を置いて支援している。

5.午後、ゲレ大統領と面談(写真⑪)。遅れて到着した武田良太防衛大臣政務官とともに、P3Cの受け入れに向けた協力をお願いした。

夜は、ダヘル沿岸警備庁長官、ファラ名誉総領事ととも、旧知のハッサン局長も同席。ハッサン局長とは、インドのガンジーの国民運動を祝う式典でお会いしている。若々しい局長だが、話は筋が通っており、隣国のエリトリアやソマリアの情勢について意見交換を行った(写真⑫)。安定させるには少し時間がかかるかもしれないが、各国が協力をして、ソマリアの安定と海賊対策に取り組むことが大事だ。日本もしっかり責任を果たしたい。

写真①
写真②
写真③
写真④

写真⑤
写真⑥
写真⑦
写真⑧

写真⑨
写真⑩
写真⑪
写真⑫
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