活動報告

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2009.05.24

中央アジア・コーカサス・中東・アフリカ出張(その③:「オーストリア・シリア編」)

1.グルジアからオーストリアの首都ウィーン経由でシリアへ。ウィーンは大学生の時に卒業旅行に来て以来、約17年ぶり。と言っても、わずか数時間の滞在であったが、日系企業の方々と、多くの人が心配している東欧経済の状況・動向について意見交換を行った。話を総合すると、思った以上に、東欧の経済の回復は早いのではないか、との印象を持った。やはりドイツの自動車買い換え補助などの景気刺激策が効いており、自動車メーカーを中心に増産しているようだ。少し安心できる材料だ。

また、現在、クロアチアに日本から年間15万人もの観光客が訪れいているが、次のブームは、ブルガリアのカザンラク(バラ園)、ルーマニアのトランシルヴァニア(ドラキュラのふる里)と言った予想も伺った。クロアチア、ルーマニア、ブルガリアは訪問したことがないので、是非近いうちに訪れたいと思っている。

シリアへ向かう飛行機からは、田園に広がる無数の風車が見えた(写真①)。どの国も再生可能(自然)エネルギー導入に熱心だ。

2.いよいよシリアのダマスカスへ。中東の国々は数多く訪問しているが、シリアは初めてだ。

朝3時半に起きて、時間を惜しんで世界遺産「パルミラ」へ。薄暗い中走るが、少しずつ夜が明け、気がつくと砂漠の真ん中を走っている(写真②)。パルミラは、ヨルダンの「ぺトラ遺跡」(2006年5月11日活動報告参照)、イランの「ペルセポリス遺跡」と並び「3P」と言われる、中東の遺跡だ。特にパルミラは約1700~1800年前のローマ時代の遺跡で、広大な面積に、円形劇場、お墓などが残っている(写真③)。短い時間だが古代に想像を巡らせ、しばしの感動だ。

3.すぐにダマスカス都心に戻り、活動スタート。
まずは、ミクダート外務副大臣と中東平和について意見交換(写真④)。イランやヒズボラ、ハマスと通じているシリアは和平の鍵を握る国の一つだ。

4.そして、ゴラン高原でPKO活動(停戦監視)に従事する自衛隊の皆さんを激励に。これまで、12年間にわたり、1000人以上の自衛隊員の皆さんが、この地域の安定に寄与してきている。あの「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参議院議員もその一人だ。部隊を視察(写真⑤)しつつ、宿舎も訪問し(写真⑥)、生活の厳しさなど伺う。ゴラン高原自体は、雪山に緑の広がる穏やかな田園風景(写真⑦)であるが、貴重な「水」を争ってここが戦場となったのである。

5.すなわち、ダマスカスは砂漠の真ん中にありながら、レバノン山脈の雪解け水が流れる(写真⑧)、言わばオアシスにできた街である。小高い山肌には、貧困層の家が所狭しと並ぶ(写真⑨)が、この光景は南米のベネズエラの首都カラカス、ボリビアの首都ラパスとも共通している。

街の中心には巨大なモスクがあり、シーア派の拠点であり、集会も開いてる(写真⑩)。イランとも通じる由縁だ。モスクの前の、これまた巨大なスーク(市場)では、アイスクリーム屋さんが大人気であった(写真⑪)。中東の人は皆さん、甘いもの大好きだ。

写真①
写真②
写真③
写真④

写真⑤
写真⑥
写真⑦
写真⑧

写真⑨
写真⑩
写真⑪
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