活動報告

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2006.07.28

現旧社会主義国(中国・モンゴル・ロシア・インド)出張報告<その1> 中国編 ~上海①~

1.10年ぶりの上海。確か96年に石川県商工課長として、知事とともに、上海郊外の江蘇省・蘇州の工業団地視察に来て以来である。街の姿は一変。驚くばかり。早速に世界一のものをいくつも目にした。

2.まずは、世界で初めて商用化した「マグレヴ」と呼ばれるリニモーターカー。何と時速431キロを体験!対抗車両とすれ違うときなど、瞬き一つできない速さである。これが宙に浮いていると思うとあんまり気分のいいものではないが・・・。そもそも、これはドイツのシーメンスの受注・技術である。日本の技術でないのは残念であるが、中国側がシーメンスの技術を盗んでいるとの話もあり、シーメンスは今後の投資に少し腰が引けているようである。というのも、今のところ浦東新空港から上海中心部までの約半分の区間(約15分間の乗車)しか開通しておらず、2010年の万博までに、当局は、浦東新空港 → 上海中心部 → 虹橋空港(国内線)と開通させたい意向なのである。

3.二つ目の世界一は、沖合い新港の「洋山新港」に架かる32キロの架け橋・「東海大橋」である(世界最長)。たった3年でこの小さい島(小洋山島)に、すでに今年上半期に126万TEUものコンテナを扱う港を建設したことも世界一に値するのではないか。今年一年間の取扱量の予想は300万TEU。ちなみに、神戸港の取り扱い貨物は、年間200万TEU 程度であり、あっという間に、神戸港以上の大きさの港を造ってしまうのである。このパワーには脱帽である。

4.三つ目の世界一は、この上海港である。既に、「外高橋港」が年間1500万TEUの貨物を取り扱っており、世界第三位であるが、洋山新港の完成により、五年後には、3000万TEUを扱う世界最大の港となる。また、すぐ近くには、折江省の寧波港(ニンボー)という大きな港もある。どうも、北京政府は、上海市と折江省との調整は行っていないらしい。北京の交通部(交通省)によれば、「競争が原則」とのことである。とても共産主義の国の言葉とは思えない。果たして、このやり方はどこまでうまくいくのであろうか?
(四つの世界一の「森ビル」については、次回お話したい)。

上海の国際空港は日本の円借款(ODA)で建設されましたが、その旨、空港内のトイレの横に書いてありました。
リニアモーターカーの「マグレヴ」です。上海人もたくさん写真を撮っています。
時速431Kmを記録しました。
上海の外高橋港。ここだけで神戸港7つ分以上の規模です。

上海市の港湾局と意見交換。
洋山新港とその近くに立地する「臨海新域(工業団地)の説明を受けました。説明してくれたのは36才の社長です。
私から、日本の地域開発、港湾開発の歴史・手法について話しました。
世界一の東海大橋(32Km)。

大橋は霧の中どこまでも続く感じです。
「洋山新港」。一隻のタンカーに4つのガントリークレーンが対応します。
上海人もわざわざ観光に訪れます。
通訳の方と。
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