活動報告

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2005.12.01

~スーダンの可能性 その1(11月25,26日)~

1.スーダンは貧しい国である。石油が採れるにもかかわらず、長年の内戦のため開発が遅れ、一人当たりGDPは世界最貧国の部類の400ドルにとどまる。

2.しかし、首都ハルツームは、予想以上に治安がよく安心した。われわれは、治安が心配のまま入国したが、一安心である。もちろん、所々に機関銃を持った兵士がいるが、市内は至って安全である。

3.聞いていた以上に大きいのが、中国の存在感である。内戦・人権侵害で先進国が厳しい姿勢で臨む中、中国はスーダンにとって最大の貿易相手国となり、また惜しみない経済援助を実施している。例えば、24日NCP党の党大会の夜、ターハ副首相主催のレセプションが行われたホールや、ナイル川にかかる橋など、目立つ形の経済協力を行っている。街中には「中国石油」の大きな看板があるし、その中国石油は大統領府近くのホテルを買収して拠点としている。一方、スーダンに滞在する日本人は、大使館員を含めてわずか60人ほどであり、プレゼンス(存在感)が薄いと言わざるを得ない。(ちなみに、インドのONGC、マレーシアのペトロナスの両石油会社もスーダンで幅広く開発を行っている。)

4.しかし、スーダン人、特に油田の存在する南部の人々は、必ずしも中国人のことを好きなわけではない。南北内戦の時に、中国は北を支援し武器を供与していたのである。また、その中国との対抗上、日本伊もっと出てきてほしいのである。多くの人々からそんな思いを受け取った。ナイル川のほとりにしか農作物の栽培はできず、食料自給もままならない国であるが、可能性はある。多くのスーダン人が英語を話すし、スーダン料理はなかなか美味しい(宗教上、酒は全く飲めないが)。かつては、エジプト文明と並ぶ文明を誇っていた。見学した国立博物館で見た3500年前の遺跡が深く物語っている。そして、何より石油を有することの意味は大きい。これから日本も鉱区獲得に向けて、いよいよ調査を本格化させる。無償での経済協力を中心に、スーダンの発展と日本との関係深化に向けて頑張ってまいりたい。

その2に続きの写真があります。

<副大統領主催の晩餐会で>
アフリカ、中東他各国からの代表とともに夕食会。何とメインテーブルに中国からの代表が着席しており、ライバル心が燃えさかりました。
<中国の存在感①>
その夕食会が開かれたレセプションホールは中国が建設したものです。
<ターハ内務大臣と>
今回の出張で大変良くして下さいました。
<要人対応の警官と>
ターハ大臣が付けてくれた警官です。見た目は怖いですが、話すと優しそうな人でした。

<スーダン料理①>
ピザトーストのようなパンはなかなかいけます。
<スーダン料理②>
スウイーツははちみつたっぷり。めちゃくちゃ甘いです。
<中国の存在感②>
そのホールの前で。
<中国の存在感③>
スーダンで多くの権益を取得し、石油開発を行っている中国石油の看板。

<中国の存在感④>
中国が資金を提供して建設したナイル河にかかる橋。
<中国の存在⑤>
ホテルでも、中国人がいっぱいです。
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