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衆議院・外務委員会で答弁。環境問題を議論。
1.朝6時起床。今日は、国会で私も答弁に立つため、早く出なければならない。朝食を食べている子供たちと会話をしながら、出かける準備をする。6時半自宅発、7時外務大臣室に到着。
今日は、衆議院外務委員会が開かれるのである。中曽根弘文大臣とともに、野党の質問と答弁の内容をチェックする。このところ、日米首脳会議、日露首脳会議、海賊対処新法、北朝鮮のミサイル発射の兆候、などなど外交で様々な動きがあるため、多岐にわたる質問が予想される。

2.8時、アメリカンセンターにおいて、在京米国大使館のズムワルト臨時代理大使と意見交換(写真①)。アフガンでのテロ対策、気候変動への対応など、議論は多岐にわたる。

3.9時半、ブラジル環境セミナーでスピーチ()。1992年のリオ・デ・ジャネイロでの「地球環境サミット」に出席して以来、環境・エネルギー問題に取り組んでいること、また、昨年も2度ブラジルを訪問し、ブラジルとは様々な分野での連携を確認していることなどを紹介しつつ、熱帯雨林の保全や本年末のデンマーク・コペンハーゲンでの「国連気候変動会議」に向けて、森林保全やバイオ燃料など、知恵を結集していくことが大事だと申し上げた。

4.午前中は、駐日オマーン大使、ドナ・フレッシュ米国ニューオリンズ名誉総領事の来訪を受ける()。フレッシュさんとは、①15年前にニューオリンズのお祭り「マルディグラ」(ブラジルのリオのカーニバルのようなもの)に行ったことがあること、②ニューオリンズ名物ドーナッツ「べニエ」が大好きなこと、などを話し、大変盛り上がった。またニューオリンズでは3年前にハリケーン「カトリーナ」、1年前にハリケーン「グスタフ」の襲来を受け、大変な被害を受けた。以後、大震災のあった私の地元・神戸市と防災での交流を行っており、この関係をさらに強化することでも一致した。ニューオリンズのあるルイジアナ州の知事はジンダル知事、昨年の大統領選挙の共和党側の有力候補だ。この意味でも是非交流を深めたい。

13時から衆議院本会議、14時から外務委員会。中曽根弘文大臣を補佐し、何度も答弁に立つ()。

5.夕方には、来日中の南欧の「次世代指導者」の方々の来訪を受ける()。クロアチア、ボスニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、ウクライナ、モルドバの国々である。日本にはなじみの薄い国が多く、地図をよく見ないと、どの国がどの位置なのかわからない方も多いと思うが、最近では、クロアチアの世界遺産・ドゥブロヴニクへの旅行が人気で、年間10万人もの日本人観光客が訪れている。確かに新聞でもよくツアーの広告を見かける。実は、これらの国々は、「新興国」として、海外からの投資が増え、基本的に輸出主導で急成長してきている国々だが、昨年後半からの経済危機により、(最も関係の深い)EU経済の急激な落ち込みの影響を強く受け、大変厳しい状況にある。しかし「CEFTA」という地域協定を創り、貿易の自由化等の取組みを行っている。お互いに大使館の無い国もあるが、次世代の指導者の方々と、このような経済の話も含めて、世界及びこの地域の未来について語り合った。

18時すぎに、EUの「トロイカ環境大臣」の中曽根弘文大臣表敬に同席する()。
EUの議長国であるチェコのブルシ―ク副首相兼環境大臣、スウェーデンのカールグレーン環境大臣、コントゥ環境担当欧州委員官房長である。
CO2の2大排出国である、米国、中国も巻き込んで、本年末までに、いかなる枠組みを創るか、様々な議論を行った。EUと日本の連携強化で一致した。

6.夜は、各国の在京大使の何人かと食事。朝早くから夜遅くまで、環境問題を中心に、今日も一日動きっぱなしだった。