1．今朝は8時から都内ホテルで、モンゴルのオヨーン外務大臣との朝食会（写真①）。約2年前のセミナーで私のプレゼンテーションを聞かれたことがあり、2度目の意見交換である。暗殺された実兄のベルグ氏を継ぎ「国民闘争党」の党首として、（やはりこちらも旧知の）バヤル首相の人民革命党と連立を組んでいるのである。42才で華やかな雰囲気ではあるが、流暢な英語で理詰めで話をされる。地質学者ゆえに、モンゴルの鉱物資源の事情も詳しく、私からの「モンゴルは、銅、石炭、金と資源大国でありながら、外国資本をうまく呼び込めず、経済成長に活かしきれていない」との指摘に対し、「①’97年法は、リベラル（自由化）な方針で、外国資本に有利な条件であったが、当時はまだ資源価格がそれほど上がっておらず、十分な投資がなされなかった。②’07年法は、資源価格が上がり外資に取られすぎているとの批判を受け、国の管理を強めた。③ご指摘のとおり、解はその真ん中にある」との答えであった。今後とも信頼関係を深めていきたい。

2．午前中は、来客や関係省庁からの説明を受け、12時には武道議連に出席し、そのまま、帝国ホテルでの故大西實・元富士写真フィルム会長のお別れ会に参列。大西さんは、淡路出身でもあり、最初の選挙の時から大変応援して頂いた。心からご冥福をお祈りする次第である。

3．13時からの国土交通委員会は、民主党が欠席の意向のため、開かず流会。その後、与野党理事出席の「理事懇談会」（理事会なら公式の会議となるため、民主党の理事は出席しないことから、非公式の「理事懇談会」の形式となった。長年の国会の知恵である）では、共産党の穀田恵二オブザーバー（共産党は議員数が少ないため理事になれずオブザーバーとして出席）から「民主党も『十分な審議時間を取ろう』と言っていたじゃないか？審議拒否せずに審議しましょう」と、「確かな野党」らしい主張がなされる。しかし、結局結論は出ず、一旦休憩して、夕方に理事懇を再開へ。

4．13時すぎ「国際競争力調査会・金融に関するワーキングチーム」で、ソフィアバンク副代表・藤沢久美氏のスピーチ。メディアで活躍している人らしくテンポのいい話である。50才以上の資産が国内の個人資産の約58％といった話を頂く。

14時「国際平和協力の一般法合同部会」。明石康・元国連事務次長と「国際協力の一般法」について議論（）。

15時半には、インドネシアの闘争民主党の副総裁プアン・マハラニ氏ほか7名の若手国会議員の皆さんと意見交換（）。プアン・マハラニさんはあの前大統領メガワティ氏の長女である。若い人の組織化の方策等について議論。

16時すぎに、有料老人ホームなどの「特定施設」の事業者連絡協議会の方々と経営の実態などについて意見交換。介護職、看護職について人手不足の話などを伺う。先ほどのインドネシアやフィリピンから人々に期待したい。

17時、「国競争力調査会：製造・科学技術・中小企業に関するワーキングチーム」の今後の進め方について三原朝彦座長と打ち合わせ。

17時半、国土交通委員会の理事懇談会再開。しかし溝は狭まらず散会。明日また再開。

今夜は、勉強会兼懇親会2つ、たまには10時に帰りたい。