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原子力技術の国際展開を議論。明日の厚生労働委員会での質問の準備。
1.朝8時、党本部において「電源立地及び原子力等調査会」。原子力技術の国際展開について議論。このところ、UAEで韓国に、ベトナム(第1期)でロシアに、それぞれ日本は受注競争に敗れ、大きなビジネスチャンスを失っている。両国とも“国策会社”があり、政府上げての支援で、受注につなげている。日本は、東芝-WH(米国ウェスティングハウス)グループ、日立-GE(米国ゼネラルエレクトロニクス)、三菱重工-仏アレバ・グループと世界に冠たる技術を有する三大グループを擁しているが、これは強みでもあり弱みでもある。つまり、政府として、どこか特定のグループに肩入れできず、結果として、民間任せになっている面が否めない。資源開発案件でも、複数の商社が権益を争い、相手国に政府から「日本連合として一本化してほしい」と、しばしば要請される。モンゴルやボリビアで現にあった話である。日本企業は、切磋琢磨しながら、技術力を高め、結果としてお互いに成長してきたが、様々な局面で今や「国vs国」の様相を示すことが多く、日本政府として、国をあげての取組みが薄かったことは否めない。今こそ、「オール・ジャパン」の体制をつくるべきなのである。

2.その後は、明日午前中の厚生労働委員会での質問の準備。子ども手当の意味やその財源を巡って、長妻厚労大臣、そして、野田佳彦財務副大臣との“対決”が楽しみだ。(ちなみに、9:45~10:25の予定である。)