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「21年度補正予算案から ~その②:教育費負担の軽減~」
1.高校生や大学生のいるお母さん方と話をすると、「教育費の負担が重くてきつい」という話をよく聞く。確かに食べ盛りで食費もかかるし、クラブ活動に打ち込んでいる生徒なら、その費用もかさむ。何とかこの教育費の負担を軽減できないものか、と常に考えている。

2.私自身、裕福な家庭に育ったわけではなく(普通の家庭)、奨学金をもらえたからこそ大学進学できただけに、教育費の負担軽減にはこの奨学金制度が有効であるとの思いが強い。このため、初当選以来、奨学金制度の拡充に取り組んでいるところである。

3.既に、大学生の奨学金については、私たち若手議員の働きかけにより、親の所得制限を1,292万円程度(親子4人のケース)とし、希望するすべての学生が奨学金を受けることができるように改善を行った。さらに、この度の補正予算案で、以下のような一層の拡充を行うことができた。
 
第一に、保護者(親)の失職等で家計が急変した学生に対する緊急採用奨学金の貸与人数を倍増(約8000人)。

第二に、同じく家計の急変等の理由による修学困難な高校生の授業料減免のための補助及び奨学金事業に関する予算3ヶ年分を都道府県に交付(約500億円)。

4.これらの措置により、何とかこの経済危機を乗り切り、こども(若者)たちが引き続き勉学に励めるように支援したい。日本は資源の乏しい国で、人材こそが命である。頑張る若者、夢見る若者を是非応援したい。