1．今朝は8時から、都内ホテルで台湾の馬英九・国民党総統候補（写真）を囲んでの朝食会である。馬氏から「私は反日と言われるが、そうではない。知日である」と言われた。是非「親日」になってほしいものだ。米国留学経験のある（特に私の卒業したメリーランド大学にもおられた）国際派である。東アジアの平和と繁栄のために是非がんばって頂きたい。来年3月22日の総統選挙では、世界に誇れる民主主義・公平公正な選挙により新総統が選ばれることを願うものである。

2．さて、すぐに羽田に向かい、神戸での鬼塚喜八郎・アシックス会長の葬儀に参列である。鬼塚さんは、私が通産省在職中にスポーツ産業を担当して以来ご指導を賜っており、私と妻・信子の神戸での結婚式の仲人をお務め頂き、私の初代神戸後援会長にも就任して頂いた（その後名誉会長になられ、現在は、2代目の井植貞雄・塩屋土地社長に会長をお願いしている）。
特に、私が平成12年の初選挙で落選し、3年半もの間の浪人期間中、最も苦しかった時に、陽に陰に支えて頂いた。心から感謝している。実は、中学校で陸上部に入った時、親に「オニヅカ・タイガー」のシューズを買ってもらった。その時の喜びはいまでもよく覚えている。このシューズのおかげで3000m明石市内4位になったのである。この話をすると、鬼塚さんはいつも喜んでくれた。今日奥様のツネ様と話をさせて頂いた時、思わず涙ぐんでしまった。心よりご冥福をお祈り申し上げる次第である。

3．それにしても、各界各分野から大勢の方々が参列されての大きな葬儀であった。マリナーズのイチロー選手、陸上界からはロザ・モタ選手、有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさんなど世界のトップ・アスリートが献花・お見送りをしていた。みなさん目を真っ赤にしておられたが、これもすべて鬼塚さんのお人柄の賜である。多くの方に見送られての鬼塚さん、89才の生涯は、大変苦労されたこともあったとお聞きをしているが、きっと素晴らしい人生であったものと思う。いつもあの大きなお声を聞くたびに、いつまでもお元気で頂けるものと思い込んでおり、（私が忙しすぎて、また鬼塚会長も世界中を巡っておられて）最近ゆっくりお話をできなかったことが後悔されてならないが、どうぞゆっくり休んで下さい。安らかにお眠り下さい。さようなら。