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政治の現場~与野党折衝続く~
1.今朝は、いつもより30分近く寝坊。寝ぼけ眼で娘たちを送り出し、急いで準備をする。今朝も8時から会議がスタート。まずは、「経済産業部会」で「税制勉強会」、続いて「地域活性化特命委員会」で「地域の医師不足解消策」の議論、「山村振興委員会」で「有害鳥獣対策特別措置法」の議論が続く。9時半からはテロ対策特別委員会の与党理事打ち合わせ、9時45分(与野党の)理事会、10時から同委員会開会。今日は、米国補給艦への給油量を間違えた寺岡正善・元防衛課長の「秘密会」での参考人質疑。間違いに気づきながら、上司や関係部局への報告を行わず、結果として、福田官房長官(当時)、石破防衛庁長官(当時)に誤った会見、答弁をさせたことについての事実関係やシビリアン・コントロールについての質疑が行われる。
2.昼は、党本部において「医療機器開発」の勉強会。久しぶりに党本部のカレー(写真)を食べながら、「新薬」の開発と同様に、従来から私が強く主張していた(2006年12月11日ブログ参照)「医薬品医療機器総合機構」の審査人員を大幅増員することなどの説明を受ける。1時からは「テロ対策特別委員会」を再開し、福田総理出席のもと、テレビ中継入りで「防衛省問題」の集中審議。与党としては、審議時間も30時間を超え、そろそろ採決を視野に入れながら、審議を行っていくが、野党としては「総理出席」「テレビ中継入り」「集中審議」などを条件に審議を了承する。さらに野党は、他の「証人喚問」、次から次への「資料」などを要求し、採決を遅らそうとする、これに対し、与党としては、「十分な審議時間」「証人喚問」「参考人質疑」に誠意をもって応じていることを確認しつつ、未だ「民主党案」が出ていないことを指摘しながら、与野党の締めくくり総括質疑・採決への決定を主張する。
3.この与野党のかけ引きこそが「政治」の現場である。かつての55年体制では、「密室での国対政治」と言われ、与党・自民党の国会対策委員長と野党・社会党の国会対策委員長が表では対立しながらも、裏では(不透明な金が動きつつ)手を握り、お互いの顔・立場を立てながら物事を進めていた。このようなことを決して復活させてはならないが、「政治」は自分たちの主義・主張を「実現していくプロセス」であり、お互いの主張をぶつけながらも、衆・参で与野党が「逆転し」「ねじれ」ている状況で、接点を見つけないと、「ガチンコ」状態が続き、何も決まらない。法律は一本も通らず、新たな制度も生まれない。粘り強い折衝が求められているのである。
4.民主党では、辞任を表明した小沢党首が幹部に慰留され続投することとなったようであるが、福田総理との党首会談の大きな成果として、話し合い・協議が進むようになった。「最低賃金法」は与野党合意し、「被災者生活再建支援法改正案」も与野党で一致点が見えてきたようであるし、「政治資金規正法改正」も協議が進む。その意味で、この「テロ対策新法」についても、そろそろ出口(採決)を見定める最終局面に入ってきた。今日も野党との折衝が続く。
2.昼は、党本部において「医療機器開発」の勉強会。久しぶりに党本部のカレー(写真)を食べながら、「新薬」の開発と同様に、従来から私が強く主張していた(2006年12月11日ブログ参照)「医薬品医療機器総合機構」の審査人員を大幅増員することなどの説明を受ける。1時からは「テロ対策特別委員会」を再開し、福田総理出席のもと、テレビ中継入りで「防衛省問題」の集中審議。与党としては、審議時間も30時間を超え、そろそろ採決を視野に入れながら、審議を行っていくが、野党としては「総理出席」「テレビ中継入り」「集中審議」などを条件に審議を了承する。さらに野党は、他の「証人喚問」、次から次への「資料」などを要求し、採決を遅らそうとする、これに対し、与党としては、「十分な審議時間」「証人喚問」「参考人質疑」に誠意をもって応じていることを確認しつつ、未だ「民主党案」が出ていないことを指摘しながら、与野党の締めくくり総括質疑・採決への決定を主張する。
3.この与野党のかけ引きこそが「政治」の現場である。かつての55年体制では、「密室での国対政治」と言われ、与党・自民党の国会対策委員長と野党・社会党の国会対策委員長が表では対立しながらも、裏では(不透明な金が動きつつ)手を握り、お互いの顔・立場を立てながら物事を進めていた。このようなことを決して復活させてはならないが、「政治」は自分たちの主義・主張を「実現していくプロセス」であり、お互いの主張をぶつけながらも、衆・参で与野党が「逆転し」「ねじれ」ている状況で、接点を見つけないと、「ガチンコ」状態が続き、何も決まらない。法律は一本も通らず、新たな制度も生まれない。粘り強い折衝が求められているのである。
4.民主党では、辞任を表明した小沢党首が幹部に慰留され続投することとなったようであるが、福田総理との党首会談の大きな成果として、話し合い・協議が進むようになった。「最低賃金法」は与野党合意し、「被災者生活再建支援法改正案」も与野党で一致点が見えてきたようであるし、「政治資金規正法改正」も協議が進む。その意味で、この「テロ対策新法」についても、そろそろ出口(採決)を見定める最終局面に入ってきた。今日も野党との折衝が続く。