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頑張る学校応援団開催、テロ対策新法も山場に
1.今朝は8時から、「頑張る学校応援団」開催。私も発起人の一人として出席。学校は大きく変容している。急速な少子化、心に悩みを抱えた子供や特別な配慮が必要な子供の増加、家族のあり方の変化、地域の結びつきの低下など、日本社会が大きく変化しているからである。まさしく教育、特に、公立学校の「公教育」を根本から見直す時期に来ているものと思う。

2.(1)しかしながら、日本の初等中学教育予算はほとんど増えていない。一方、諸外国は、国家政策として教育予算を大幅に伸ばしている。以下のとおりである。
   アフリカ 2001 → 2008 33%増
   イギリス 1997 → 2005 82%増
   フランス 1995 → 2007 54%増
   日  本 1989 → 2004 6%増
(2)また、教員の残業時間は、昭和41年の月8時間から、平成18年の月34時間と大幅に増加しており、指導以外の広範な業務を担当し、教員の疲弊が顕著である。(諸外国では、学校の専門的・補助的スタッフが配置されている)

3.こうした中で、将来の先行投資である教育に、財政再建や行政改革を着実に進める中でも、必要な財源をいかに確保していくかに知恵と工夫が求められる。まさに、不適格な教員に毅然と対応する一方で、使命感と熱意を持って子供のために日々汗をかいている教員を支援できるよう、教員・事務スタッフの増員も含めて、「子供と向き合う時間の拡充」と「メリハリある給与体系の実現」が不可欠である。(この点は福田総理も所信表明演説で述べられている。)日本中の子供たちが健全に育つことを願い、文教分野もライフワークの一つと考えている政治家の一人として、「信頼できる公教育の確立」に全力でがんばりたいと思う。

4.8時45分からは、テロ対策特別委員会の理事会。明日10時からの元海上幕僚監部防衛部防衛課長・寺岡正善氏の「秘密会」での参考人質疑、午後1時からの集中審議など与野党で一致して決定される。寺岡元防衛課長は、例の米国の補給艦への給油量を取り間違いに気がつきながら、福田官房長官(当時)や石波防衛庁長官(当時)に報告をしなかった張本人で、「シビリアン・コントロール」(文民統制)についての審議である。しかしながら、今は「私人」であり、家族への影響なども考慮して、マスコミなどを一切排除しての「秘密会」での質疑である。この委員会の理事として、様々な貴重な経験をさせて頂いている。テレビ中継入りで1時間の質問(10月26日ブログ参照)、守屋元防衛次官証人喚問(10月29日ブログ参照)、今回の「秘密会」での審議、そして、これらのことを実現するまでの民主党との昼夜を問わぬ折衝等である。国会に送って頂いてまだ4年であるが、これだけのチャンスを与えて頂いている先輩議員に心から感謝したい。そして、この経験を地元の皆さんのために、そして、この国の将来のために活かせるよう、日々精進して参りたい。