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「海洋基本計画」、テロ対策新法を議論
1.今日は、朝8時に党本部での「海洋政策特別委員会」からスタート。事務局長として進行役を務める。今朝は、同時刻にカナダ大使館において、インド洋での「テロとの戦い」である「海上阻止活動」に参加する11カ国の国々の大使が与野党の国会議員に、日本の海上自衛隊の協力、即ち、「給油活動」の継続の必要性を訴えるための集会が開かれている。そのために出席者は少ないが、出席議員からは鋭い意見が出される。私が中心となって議員立法し、本年7月に成立した「海洋基本法」に基づき、現在、政府内で最初の「海洋基本計画」が策定作業中であるが、この作業について「各省の施策のホッチキスにならないように」「プロジェクトを起こしていくように」「予算をしっかり増やしていけるように」など、政府に対し注文が相次いだ。私も全く同意見であり、私から「戦略的、体系的な計画とすべき。そのために海洋基本法を作った。この委員会でも、今後、経済界、学識経験者などからのヒアリングを行い、議員との意見交換も行いたい。そして、その内容を是非計画に反映させてほしい」旨、政府に申し上げた。来年1月の策定予定であるが、多少時期が遅れても大きな影響はない。是非、内容の濃い、戦略的な計画にしてもらいたい。

2.その後9時から、「衆議院・テロ対策特別委員会」。今日も18時まで、昼休みをはさんで8時間の「テロ対策(海上補給支援)新法」の審議である。自民党からは、同期の西銘恒三郎さんが質問に立つ。西銘さんは沖縄4区が選挙区で基地問題はじめ安全保障政策に詳しい。沖縄の政治の名門の出身であり、人柄もよく、今回の特別委員会では理事として、私と一緒に裏方を務めている。信頼できる友人である。続いて1年生の大塚拓代議士、松本洋平代議士、鈴木馨祐代議士と、小泉チルドレンの中の国際派・論客が続く。それぞれの立場から、若干演説調ではあるが、いい質問が続く。思い起せば、私も一年生の時には、年に10回くらい質問に立っていたものである。最近では、委員会の理事や党の事務局長などの仕事が多くなり、党内の意見集約を行っていく立場の仕事が多く、先頭に立って質問に立つことは減ったが、先日(26日)のように、ここぞという時には、しっかりと質問に立ちたいと思う。

3.昼前に、国土交通委員会で「気象業務法」の採決。そして、昼休みの間に党本部で「外交力強化チーム」、「エネルギー関連税制ヒアリング」、「社会保障制度調査会医療委員会」の議論に参加。「外交力強化チーム」で外交予算などについて発言するが、他の会では説明を聞いたり、関係者に挨拶をして、あっという間に昼休みが終わる。

4.13時から、「テロ対策特別委員会」再開。野党の質疑が続く。夜には、伊吹幹事長を囲んでの勉強会、そして、元国連大使・北岡伸一東大教授を招いての勉強会がある。伊吹幹事長には選挙をにらんでの活動を、北岡教授には、まさに今議論になっている日本の国際貢献  について、是非ご意見をお伺いしたいと思う(ちなみに北岡教授の著書「国連の政治力学」は2007年8月9日の「今日の一枚」にも紹介している。是非ご参照を)。それにしても、朝から晩まで、勉強、勉強、仕事、仕事の毎日である。