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韓国出張~ソマリア海賊対策国際会議を主催。韓昇洙(ハン・スンス)首相とも会談。~
1.6月9日(火)、韓国ソウルにおいて、日韓主催で開催した「ソマリア沖海賊対策ハイレベル協議」に出席。25ヶ国、4機関の出席を得て、大きな国際会議となった。
冒頭、日本政府を代表して、私より、ソマリア沖に護衛艦2隻、P-3C2機を派遣していること、ソマリアの安定及び周辺国の対処能力強化に36億円拠出を決定していることなどを紹介しつつ、新たに、海賊の活動範囲が南へ広がっていることも踏まえ、インド洋西部で活動する漁業者と海賊情報を共有できる仕組みを構築することを提案(写真①、②)。各国より賛同が得られ、今後具体的に詰めることとなった。大きな成果を得ることができた。開催にご尽力頂いた韓国政府の皆さんに心から感謝申し上げたい。
2.また、会議の合い間で韓昇洙(ハン・スンス)首相(、④)、柳明桓(ユ・ミョンファン)外相(、⑥)と意見交換。核実験を行った北朝鮮に対して追加制裁を含む強い内容の決議が採択されるよう、引き続き連携することを確認。併せて、日韓FTAについても、交渉再開に向けた実務者協議を審議官レベルに格上げして、近々開催することも確認した。気候変動問題については、私より、「韓国は世界をリードすべき先進国の一員。高い目標で、責任を果たしてほしい」旨述べ、韓首相からは、「李大統領のリーダーシップのもと、グリーン・ニューディールを進めている。国際交渉の場においても、日本と連携したい」旨述べられた。
韓首相とは、日韓双方の若い国会議員の指南役として、一緒に勉強会を行ってきており、尊敬する国際的な政治家だ。また、柳明桓外相とももう何度もお会いしている。予定した時間以上に、1時間近く時間を取って下さり、北朝鮮情勢や若者交流について詰っこんだ意見交換ができた。お人柄の素晴らしい外交官だ。日韓が新しい時代を迎えていることを改めて痛感した。
3.また、私が主催として、昼食会を開催。私自身、この半年間、海賊問題に取り組んできたが、昨年秋より超党派で勉強会を開いてきたし(2008年12月11日ブログ参照)、またシンガポール、マレーシア、そしてReCAAP(アジア海賊対策地域協力協定)の取組みを視察したこと(4月29日活動報告参照)、英国ロンドンでIMO(国際海事機関)を訪問、ミトロポロス事務局長と意見交換を行ったこと(3月2日活動報告参照)、5月には、海賊の最前線のジブチ、ケニアを訪問したこと(5月27日活動報告参照)などを引用しつつ、国際社会が一致、協力して取り組む必要があることを強調して、挨拶・乾杯を行った()。タンザニアのイディ外務副大臣や、IMOの関水康司事務次長、本会議を主催してくれた韓国の李俊揆(リ・ジュンギュ)大使はじめ、ケニア、セーシェル、ジブチの代表と懇談した()。そして、日本のかつお・まぐろ漁協の中村正明顧問ともじっくり話ができた。日本のみならず8ヶ国の国々の漁業者がインド洋西部で活動しているとのことである。海賊の被害に遭わないよう、情報共有できる仕組みをしっかりつくりたい。
4.また、会議に前後して、韓国の親しい国会議員とも意見交換。韓国議員連盟の李相得(リ・ソンドク)会長(李大統領の実兄)、金泰煥(キム・テファン)副幹事長、同世代の申志鎬(シン・ジホ)幹事とはもう何度もお会いし、信頼関係が醸成されつつある(:右から、申議員、金議員、中央が李会長)。また、野党の宋栄吉(ソン・ヨンギル)議員とも意見交換()。皆さんと、韓国経済の回復の状況、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領自殺後の内政の状況、北朝鮮関連の情報などについて、情報交換・意見交換を行った。
5.また、出国直前に朴槿惠(パク・クネ)議員のアポイントが取れ、短時間意見交換を行った()。朴氏は、故・朴正煕大統領の長女で、常に次の大統領候補の世論調査で上位にランクされる有力かつ人気のある政治家である。共に韓日関係の発展のために連携・協力することで一致した。将来の表舞台での活躍を期待したい。
マスコミのインタビューも受けた()。今回の会議の模様はテレビでも大きく報道されたようだ。いよいよ日本を代表しての責任の重い仕事が増えてきた。日本と世界の平和構築のために、引き続き全力投球したい。
冒頭、日本政府を代表して、私より、ソマリア沖に護衛艦2隻、P-3C2機を派遣していること、ソマリアの安定及び周辺国の対処能力強化に36億円拠出を決定していることなどを紹介しつつ、新たに、海賊の活動範囲が南へ広がっていることも踏まえ、インド洋西部で活動する漁業者と海賊情報を共有できる仕組みを構築することを提案(写真①、②)。各国より賛同が得られ、今後具体的に詰めることとなった。大きな成果を得ることができた。開催にご尽力頂いた韓国政府の皆さんに心から感謝申し上げたい。
2.また、会議の合い間で韓昇洙(ハン・スンス)首相(、④)、柳明桓(ユ・ミョンファン)外相(、⑥)と意見交換。核実験を行った北朝鮮に対して追加制裁を含む強い内容の決議が採択されるよう、引き続き連携することを確認。併せて、日韓FTAについても、交渉再開に向けた実務者協議を審議官レベルに格上げして、近々開催することも確認した。気候変動問題については、私より、「韓国は世界をリードすべき先進国の一員。高い目標で、責任を果たしてほしい」旨述べ、韓首相からは、「李大統領のリーダーシップのもと、グリーン・ニューディールを進めている。国際交渉の場においても、日本と連携したい」旨述べられた。
韓首相とは、日韓双方の若い国会議員の指南役として、一緒に勉強会を行ってきており、尊敬する国際的な政治家だ。また、柳明桓外相とももう何度もお会いしている。予定した時間以上に、1時間近く時間を取って下さり、北朝鮮情勢や若者交流について詰っこんだ意見交換ができた。お人柄の素晴らしい外交官だ。日韓が新しい時代を迎えていることを改めて痛感した。
3.また、私が主催として、昼食会を開催。私自身、この半年間、海賊問題に取り組んできたが、昨年秋より超党派で勉強会を開いてきたし(2008年12月11日ブログ参照)、またシンガポール、マレーシア、そしてReCAAP(アジア海賊対策地域協力協定)の取組みを視察したこと(4月29日活動報告参照)、英国ロンドンでIMO(国際海事機関)を訪問、ミトロポロス事務局長と意見交換を行ったこと(3月2日活動報告参照)、5月には、海賊の最前線のジブチ、ケニアを訪問したこと(5月27日活動報告参照)などを引用しつつ、国際社会が一致、協力して取り組む必要があることを強調して、挨拶・乾杯を行った()。タンザニアのイディ外務副大臣や、IMOの関水康司事務次長、本会議を主催してくれた韓国の李俊揆(リ・ジュンギュ)大使はじめ、ケニア、セーシェル、ジブチの代表と懇談した()。そして、日本のかつお・まぐろ漁協の中村正明顧問ともじっくり話ができた。日本のみならず8ヶ国の国々の漁業者がインド洋西部で活動しているとのことである。海賊の被害に遭わないよう、情報共有できる仕組みをしっかりつくりたい。
4.また、会議に前後して、韓国の親しい国会議員とも意見交換。韓国議員連盟の李相得(リ・ソンドク)会長(李大統領の実兄)、金泰煥(キム・テファン)副幹事長、同世代の申志鎬(シン・ジホ)幹事とはもう何度もお会いし、信頼関係が醸成されつつある(:右から、申議員、金議員、中央が李会長)。また、野党の宋栄吉(ソン・ヨンギル)議員とも意見交換()。皆さんと、韓国経済の回復の状況、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領自殺後の内政の状況、北朝鮮関連の情報などについて、情報交換・意見交換を行った。
5.また、出国直前に朴槿惠(パク・クネ)議員のアポイントが取れ、短時間意見交換を行った()。朴氏は、故・朴正煕大統領の長女で、常に次の大統領候補の世論調査で上位にランクされる有力かつ人気のある政治家である。共に韓日関係の発展のために連携・協力することで一致した。将来の表舞台での活躍を期待したい。
マスコミのインタビューも受けた()。今回の会議の模様はテレビでも大きく報道されたようだ。いよいよ日本を代表しての責任の重い仕事が増えてきた。日本と世界の平和構築のために、引き続き全力投球したい。