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ヨーロッパ出張(その③:「アルバニア編」)
1.アルバニアは、ヨーロッパ最貧国の一つと言われているが、なかなかどうして、ゆったりとした余裕すら感じさせる、地中海(アドリア海)の国である。
ティアナ空港で、ディダ在京大使の奥様の出迎えを受け(写真①)、まずは、ドゥレス港に向かうが、牛も見かけ、イタリアの田舎の雰囲気もある()。

2.ドゥレス港は、まだまだ港の規模は小さいが()、近年、地中海側(アドリア海)から、内陸のハンガリーやチェコへの部品輸送の玄関口として発展しつつある。周辺では、オフィスビル、マンションなどの建設が続いている()。まだ世界経済に大きくは組み込まれていないために、今般の金融危機の影響はそれほど大きくないとのことである。

3.そのドゥレス港のすぐ南には、ビーチ・リゾートがあり、ビーチにはカラフルなパラソルが広がっていた()。
海も空も真っ青で、眩しい限りだが、さらに南に行くと、もっと美しいアドリア海のビーチが広がるという。どこもまだ手つかずで、リゾート地として将来大きな可能性がある。

4.首都ティアナは人口55万人、中心部のスカンデルベク広場は古いヨーロッパを感じるが、高層マンションも建設されている()。ボーダフォン・タワーに登って見る街並みもなかなか美しい()。世界遺産になれば、観光客が増えるのは間違いない。
そのすぐ近くにある首相府()で、ベリシャ首相と会談(、⑩)。総選挙が近い日曜日にもかかわらず、時間を取ってくれた。日本との関係を大事にしてくれている。ちなみに日本から政治家がアルバニアを訪問するのも10年ぶりだ。

5.昼食は、観光会社を営むハジャ氏と。彼ともつい1ケ月前日本でお会いしたばかりだ。日本との関係強化やアルバニアの内政について意見交換。
夜は、新しく日本の名誉総領事に内定しているポナリさんご夫妻と。保険会社を一人で創業され、今やこの地域最大の保険会社にまで育て上げた。アルバニア料理をつつきながら、経済や両国関係の将来について懇談した。

わずか半日ほどのアルバニア滞在ではあったが、日本ではほとんど知られていない国・アルバニア。その魅力の一端を見ることのできた有意義な滞在であった。