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中央アジア・コーカサス・中東・アフリカ出張(その⑦:「モザンビーク編」)
1.南アから隣のモザンビークの首都マプトを日帰りした。モザンビークは先日来日したニャッカ農業大臣からトラクター支援の要請を受けており(3月6日活動報告参照)、また、徳洲会病院がマプト中央病院に人工透析機の供与とそれを扱う人材研修を行っていることから、是非訪問したかったのであるが、何より、資源国であり、「資源エネルギー外交」をライフワークとしている私にとっては注目の国である。
2.モザンビークでは、短い滞在であったが、まず三菱商事と資源メジャーのBHPビルトンが出資しているアルミ精錬工場の「モザール」を視察(写真①、②)。年間のアルミ生産56万トンは世界第7位である。アルミの塊()は、1トン当たり昨年は3000ドルまで上がったが、現在は1500ドル前後と、経済危機の影響を受けているが、再び回復傾向とのこと。はマプトに着陸する時に機内から写した工場の全景。
3.そして、マプト中央病院を視察。入口でリボンボ厚生副大臣が歓迎()、玄関には徳洲会支援の掲示もあった()。清潔感のある病院で、患者さんが実際に透析を受けておられた()。日本の技術で一人でも多くの命を救えるのは本当に嬉しいことである。日本で人工透析の研修を受けられた医師、看護婦さんたちと一枚()。
4.ピアス鉱物資源大臣とも意見交換()。日本企業は既に石炭や石油の権益に投資しているが、その運営条件や新規案件について議論させて頂いた。中々強気の大臣であるが、日本の投資を歓迎してくれ、配慮を示してくれた。新規案件については、早速持ち帰って、民間企業にも働きかけたい。
5.今回、ニャッカ農業大臣やバロイ外務大臣は出張中のためお会いできなかったが、ムコント外務協力次官と意見交換を行った()。聞くと、外務省の建物は中国が建設・寄贈し()、さらに、その隣の検察庁の建物も建設中とのこと。中国らしい協力だが、多くの中国人労働者を連れてくることに現地での批判も強いようだ。一方で、日本の援助は、北部のナカラ回廊での道路整備(ナンプラ-クアンバ間)、クアンバでの教員養成学校建設など地味ではあるが、モザンビークの産業発展、人材育成に真に役立っている支援である。PRはもっと上手くしなければならないが、やり方に間違いはない。誇りに思っている。
6.帰りがけに、マプト国際空港で、アリ教育大臣やクエレネイア企画開発大臣()と立ち話。クエレネイア大臣は48才、若手のホープの一人だそうだ。今回、ゆっくり話せなかったし、ニャッカ農業大臣とも会えなかった。今から約500年前に、天正遣欧少年使節がたどり着いた北部のモザンビーク島(世界遺産)も訪問してみたいし、近いうちに是非再訪したいと思った次第である。
2.モザンビークでは、短い滞在であったが、まず三菱商事と資源メジャーのBHPビルトンが出資しているアルミ精錬工場の「モザール」を視察(写真①、②)。年間のアルミ生産56万トンは世界第7位である。アルミの塊()は、1トン当たり昨年は3000ドルまで上がったが、現在は1500ドル前後と、経済危機の影響を受けているが、再び回復傾向とのこと。はマプトに着陸する時に機内から写した工場の全景。
3.そして、マプト中央病院を視察。入口でリボンボ厚生副大臣が歓迎()、玄関には徳洲会支援の掲示もあった()。清潔感のある病院で、患者さんが実際に透析を受けておられた()。日本の技術で一人でも多くの命を救えるのは本当に嬉しいことである。日本で人工透析の研修を受けられた医師、看護婦さんたちと一枚()。
4.ピアス鉱物資源大臣とも意見交換()。日本企業は既に石炭や石油の権益に投資しているが、その運営条件や新規案件について議論させて頂いた。中々強気の大臣であるが、日本の投資を歓迎してくれ、配慮を示してくれた。新規案件については、早速持ち帰って、民間企業にも働きかけたい。
5.今回、ニャッカ農業大臣やバロイ外務大臣は出張中のためお会いできなかったが、ムコント外務協力次官と意見交換を行った()。聞くと、外務省の建物は中国が建設・寄贈し()、さらに、その隣の検察庁の建物も建設中とのこと。中国らしい協力だが、多くの中国人労働者を連れてくることに現地での批判も強いようだ。一方で、日本の援助は、北部のナカラ回廊での道路整備(ナンプラ-クアンバ間)、クアンバでの教員養成学校建設など地味ではあるが、モザンビークの産業発展、人材育成に真に役立っている支援である。PRはもっと上手くしなければならないが、やり方に間違いはない。誇りに思っている。
6.帰りがけに、マプト国際空港で、アリ教育大臣やクエレネイア企画開発大臣()と立ち話。クエレネイア大臣は48才、若手のホープの一人だそうだ。今回、ゆっくり話せなかったし、ニャッカ農業大臣とも会えなかった。今から約500年前に、天正遣欧少年使節がたどり着いた北部のモザンビーク島(世界遺産)も訪問してみたいし、近いうちに是非再訪したいと思った次第である。