BLOG

海上自衛隊の哨戒機P-3C2機、ジブチに発進。外務省を代表して祝辞。
1.5月28日(木)、朝7時過ぎ起床。やはり時差が残っているのか、目覚めが悪い。子供たちにはベッドの中から「行ってらっしゃい」。

2.8時自宅出発。今日は、10時から海上自衛隊厚木航空基地で行われる、新たに海賊対策としてジブチに派遣する哨戒機P-3C2機の出国行事に出席(写真)。外務省を代表して祝辞を申し上げた(その内容はこちら)。既に2隻の護衛艦「さみだれ」、「さざなみ」を派遣し、日本籍船や日本の積荷などを海賊から護っているが、今回のP-3C派遣により、ソマリア沖、アデン湾で広い範囲の海域での情報収集が可能となり、各国への情報提供により、連携が強化される。各国から大いに期待されているところであり、無事に任務を遂行されることをお祈りする次第である。私がジブチを訪問した際にも、「さみだれ」に乗艦し、松井艦長と懇談、任務遂行の上での課題をお聞きをしたし、このP-3Cの受入れのための準備に当たられた先遺隊の方々に対して激励をさせて頂いた(その時の様子はこちら)。

3.ちなみに、現在、国会において「海賊対処法案」を審議中であるが、これは現在の日本船を護衛するという任務に加えて、①他国船をも護衛できるようにすること、②新たに「海賊行為に関する罪」を規定し、日本の法規に従って、海賊を処罰できるようにすること、などを規定している。

私が昨年12月に出席した国連安全保障理事会(2008年12月18日活動報告参照)での決議をはじめ、国際社会が一致して海賊対策に取り組んでいる中で、「海賊対処法案」は、まさに我が国として必要な法律である。現に護衛艦「さみだれ」もシンガポール船から助けを求められ、ヘリを飛ばしたり、大きな音を出したりして海賊を追い払っている。武器による攻撃を受けなくて幸いだったのである。新法により、堂々と他国船も護れるようになり、警告のための射撃も可能となる。
まさしく国際社会と連携して対応している中で、必要不可欠な法律なのである。しかしながら、民主党は衆議院で反対したのであり、参議院でもやっと昨日から審議が始まったところである。反対なら反対でも仕方がないが、むやみに審議を延ばすことなく、1日も早く採決を行ってほしいものである。

4.昼は、カタールのタミーム皇太子来日記念レセプションに出席の後、13時衆議院本会議。日本ベトナム経済連携協定(EPA協定)、日本スイス経済連携協定(同)、日本サウジアラビア航空協定の3本の条約を可決。その後、各党に挨拶回り。

13時半過ぎ、在京韓国大使館に、故盧武鉉前大統領を弔問、記帳。

5.外務省に戻り、各国情勢のブリーフ(説明)を受け、来客など。地元4市の農業委員会の皆さんも来室してくれた。

夕方は、経団連、日本歯科医師会、石油関連議員懇親会などの懇親会に出席。

夜は、若手・中小企業の経営者の方々と意見交換。
さらに親しい記者の方々との情報交換と続く。