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出生率上昇。全国刑務所作業展示会を視察。夜は、灘高出身3人の国会議員で大激論。
1.6月5日(金)朝8時、党本部からスタート。「少子化問題調査会」で「平成20年人口動態統計」の説明を受ける。平成20年の出生数は対前年1千人増加し、109万1千人となったこと、(特殊合計)出生率が1.37と上向いたことなど、明るい兆しについての報告を受けた。私が会長を務める「若者を応援する若手議員の会」(通称、若々議連)で、これまで少子化対策に取り組んできた成果とも言える(2005年12月21日ブログ3月27日ブログ3月27日活動報告参照)が、決して安心はできない。昨年度からの経済危機により、若者の雇用不安は高まっており、結婚、出産、子育てへの不安も益々増大している。出産費用の無償化(42万円まで公費負担)、妊婦検診14回無料化など、出産についての負担はかなり軽減されてきたが、さらに子育て・教育の負担を軽減すべくガンバりたいと思う。なお、今般成立した補正予算において、授業料、入学金等の負担が困難な高校生、大学生を救うべく、奨学金の緊急貸与や授業料の減免などのために、必要な予算(約646億円)を確保したことを付け加えたい。

2.その後、「知的財産戦略調査会」。医薬品・医療に関連する特許について、その範囲を広げることの説明を受け(その主な内容はこちら)、さらに、先端技術の開発や、コンテンツビジネスを支援するため、同調査会として、新たな方針を決定した。私よりは、①医薬品・医療に関する特許の範囲の拡大については、日本は、諸外国に比べて特許の範囲が狭かったため、長年の懸案であった。今般の新しい動きを歓迎したい。是非早く手続きを進めてほしい。②最近の経済対策では、「大企業支援」、特に「大企業の雇用支援」が色濃く出され、「ベンチャーへの支援が薄い」との批判も頂いている。是非、メッセージとして、研究開発やコンテンツビジネスにおけるベンチャー支援に力を入れるという姿勢を示してほしい。以上の2点を指摘した。

3.9時より、衆議院外務委員会。

その後、政策大学院大学(GRIPS)の岩間陽子教授と。岩間教授は、安倍晋三元総理の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」のメンバーでもあり、外交・安全保障の専門家である。実は、私の出身中学の神戸大学附属明石中学校の一年後輩である。身近なところに才媛がおられたのである。ご専門であるドイツの安全保障政策や日本の外交、安全保障政策の在り方について、貴重なご意見を伺った。

4.午後は、全国刑務所作業展示会を視察。地元明石の神戸刑務所からも靴などの出展があった(写真)。最近テレビで報道され、話題・人気になっている「函館刑務所」のバックなどを購入。

その後、外務省に戻り、来週の韓国出張の打ち合わせなどを行う。夕方には、アジア各国からの環境関係者の研修事業(JENESYS)において挨拶、意見交換。

5.夜は、灘高同窓会で、国会議員になっている3人でパネルディスカッション。コーディネーターは、同じく灘高の先輩の黒岩祐治キャスター。短い時間ではあるが、自民党2人、民主党1人で、主張の違いも明確になり、大いに盛り上がる。