BLOG

通常国会7月28日まで延長。塩野七生さんから外交の秘訣を伺う。
1.6月2日(火)朝8時半、都内ホテルで日本・イタリア友好議員協会会長のボッキーノ議員と朝食会。つい1週間前に、私がローマでのG8エネルギー大臣会合に出席した際、お会いしただけに、親近感が高まる。「ローマ人の物語」で有名な作家・塩野七生さんは、ローマでお会いした際に、「外交はプレイボーイじゃないとできないのよ」とおっしゃっておられていた(写真)。その真意は深すぎて難しいが、「『マメ』でなければならない」ということも含まれているのだろう。一度会った人とそれほどの時間をおかずに会うことは、信頼関係構築の大事な要素の一つである。私の基本姿勢でもある。ボッキーノ議員とも友情が芽生えてきているものと期待したい。

2.その後、外務省に入り、ほとんど一日、世界各国の情勢、安保理での議論の状況などについて打ち合わせ、指示を出す。

昼は、イタリアでのナショナルデー(独立記念日)レセプションで、再びボッキーノ議員と話す。各国の大使と挨拶しているうちに、ビュッフェのランチを取り損ね、結局、昼食抜きに(泣)。

3.13時・衆議院本会議。明日6月3日(水)までの今国会の会期を7月28日(火)まで55日間延長することを可決。解散・総選挙の日程とも関わるだけに、皆んな関心大であるが、与党としては、予算関連法案や海賊対処法案、国民年金法案などの国民生活に影響する重要法案を成立させるために、必要な延長である。

4.一方、民主党はこの会期延長に反対した。つい数日前に企業献金を禁止する「政治資金規正法改正案」を提出し、鳩山代表が党首討論で「与党の皆さんと一緒に成立させましょう」と主張しながらも、会期延長に反対なのである。改正案提出は、本気で成立させるつもりがなく、“ポーズだけ”の証である。“政局”のみ考えた“いい加減”な民主党の対応である。

夕方は、親しい政治記者と意見交換。