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「来年度予算案、衆議院通過。中東出張へ出発」
1.2月27日(金)党本部。8時から航空対策特別委員会。航空各社の厳しい経営状況等について説明を受ける。もちろん、各社の自己努力も大事であるが、急速な景気の悪化に伴い、乗客数が激減しており、地方便の便数の減便など余儀なくされている。私の地元の神戸空港や隣の徳島空港も利用客が減り、便数が減っている。これにより当然観光客も減り、地域は益々疲弊していく。そしてまた利用客が減るのである。こうした悪循環を断ち切るためにも、空港発着料などの(各社の)負担を下げることも考えなければならない。そうすることにより運賃を少しでも下げることができ、地域の活性化にもつながるはずだ。経済対策として検討を進めたい。

2.その後、自民党国会対策委員会に提出条約の説明。外務省に戻り、今夜からの出張の打ち合わせ。しかし、来週3月4日(水)に2次補正予算関連法案の衆議院での再決議がなされる可能性があり、3日中に帰国せよ、との連絡が入った。結局2泊4日で、オマーン、バーレーン、サウジアラビア、そしてトランジット(中継)でオランダ・アムステルダムに立ち寄ることとなった。
これらの国々と、海賊対策、金融経済対策、エネルギー政策、社会・雇用対策、人権問題等について意見交換を行う予定である。ジュネーブの人権理事会で人権政策についてスピーチや関係者と意見交換できないのは誠に残念であるが、日本政府を代表して心して任務を果たして来たい。

3.そして、上京された、兵庫県の農業関係者から、畜産・酪農関連施策についての相談・陳情を受ける(写真)。景気減速に伴い、益々経営環境が悪化している。私が担当しているWTO交渉では、しっかり日本の立場を主張することを表明しつつ、支援への努力を約束申し上げた。私の地元淡路島でも畜産農家、酪農農家がどんどん減っている。食料自給率の向上のためにも、全力で応援したい。

4.午後の衆議院本会議で、平成21年度予算案を可決。これで年度内成立が確実となった。急速に悪化する経済を下支えし、回復軌道に乗せるためにも、一日も早い成立が必要である。引き続き参議院での迅速な審議を期待したい。

5.深夜23時過ぎのエミレーツ航空で、関空から中東へ。帰国後、改めて報告したい。