ニッシーブログ
2007.9.18
敬老会に想う
1.総裁選関係の東京での打ち合わせや事務作業が多く、この週末にゆっくり地元を回れなかったのは大変残念であるが、それでもわずかな時間の合い間を見つけては地元に戻る。当選間もない頃は、新幹線での往復が多かったが、去年あたりからは、圧倒的に飛行機での往復が多くなった。神戸空港ができたこともその理由の一つだが、新幹線と30分か1時間しか変わらなくとも、何よりその時間が大切である。ちなみに、7月は地元と飛行機で12往復、8月は8往復である。当然支給される分では足らないので持ち出しである。
2.さて、二会場出席した敬老会では、次のように挨拶をさせて頂いた。「安倍さんの突然の退陣で皆様にご迷惑をかけて大変申し訳く思っています。それにしても71歳の福田さんはすごくエネルギッシュです。皆さんも同じ世代の方々だと思いますが、やはり、戦後焼け野原からこの国を発展させてこられた大先輩の皆さんのパワーには感服します。皆さんのお知恵・ご指導を頂き、この難局を乗り越えたいと思っています。私自身の経験不足を反省しながらも、しかし、この国を良くしたい、この地方を活性化したいという気持ちを糧に、しっかり行動していきたいと思います。どうぞお元気で長生きをして、私たち若手を引っ張って行って下さい。」と申し上げた次第である。
3.世間では「派閥復活」とのご批判も頂くが、むしろ実態は派閥が弱くなって総理・総裁の力が強くなっているものと認識している。そうだからこそ、皆んな福田さんへの支援に傾いたのだと思う。派閥が強ければ、第二派閥の津島派も額賀さんが立候補したであろうし、谷垣派の谷垣さんも立候補したはずである。しかし、実態は、小泉さんが総理になって以来、総理の力が圧倒的に強まった。閣僚(大臣)も派閥の推薦を受けずに総理自身が決めることが定着してきたし、かつてのように派閥が、カネもポスト(人事)も面倒を見る、という時代ではなくなったのである。だからこそ、勝ちそうな総裁候補になびくのである。
4.私にとって、派閥は「鍛錬の場」である。具体的な政策や実際の仕事は、石破茂さん(津島派)、塩崎恭久前官房長官(古賀派)、石原伸晃さん(無派閥)、武部勤さん(山崎派)などの先輩たちと、派閥に関係なくそれぞれの分野、場面で一緒に議論し実行している。このホームページでも紹介してきているとおりである。一方、派閥は「基本的な政治の勉強の場」のような位置づけだろうか。選挙の方法、演説の仕方、後援会のつくり方、政策の議論、悩んだ時の相談、などなど自分自身の「政治家」としての力をつけていく修養の場だと思っている。昨年、今年と2回も続けて総裁選の事務局長補佐として、あらゆる事務を担当するという、大変貴重な経験をさせてもらえるのは、森喜朗元総理や町村信孝会長(外相)のご推薦のお陰である。党内のいろんな方々と相談をし、調整していく作業は、私にとっては財産である。天命と思い、全力でがんばりたい。
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