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2007.9.14
総裁選に思う
1.-年前の9月20日に総裁選挙があり、安倍晋三・自民党総裁が選ばれた。その時は1ヶ月くらい前から、安倍選対の事務局長補佐として総裁選にどっぷりつかった。これまでの総裁選と違い、派閥は関係なしに、その枠を超えて、我々若手が中心となって安倍総裁・総理をつくり上げた。そんな自負も感じた昨年の総裁選挙であった。

2.その安倍政権がこのような形で退陣することになったのは本当に残念である。最後まで支え切れなかったことに責任も感じ、有権者の皆様に本当に申し訳ないと感じているところであるが、この一年間、私は党の側から政権を支え、塩崎恭久官房長官や中川秀直幹事長の近くで様々な分野の仕事を任され、大変いい経験をさせて頂いた。失敗もたくさんあったが、私自身にとっては、今後の政治活動において貴重な財産になったものと思う。

3.さて、今回の総裁選である。昨年は若手が中心となって安倍政権をつくり、そして経験不足などが指摘されての参院選敗北、総理の退陣である。このような経緯の中で、我々若手の改革派は、深い反省もあり先頭に立って今回の総裁選を引っ張っていくという、そんな雰囲気にはないのが実情である。

4.こうした中、福田康夫元官房長官が立候補の意思を固められた。小泉内閣の最初の官房長官であり、その小泉前総理も支持を表明されたと聞いている。平成17年3月には、私の南あわじの後援会の新年互例会に特別ゲストとして来島され、講演してもらった。元々コスモ石油での民間の勤務経験もあり、石油・エネルギー政策、中東政策では、よくご指導頂いてきた。参院選で求められた「弱者・地方への目配り」や「生活の安定」と「改革続行」の両方を実行できる、政治経験・社会経験の豊かなリーダーとして、是非項張って頂きたいと思う。パフォーマンスではない、安定感のある政治が求められている時にふさわしいリーダーだと思う。

5.一方で、今回の福田氏擁立が、単なる数合わせや権力闘争で終結しないよう、改革派の若手は、引き続き派閥の枠を超えて政策提言の声をあげていかなければならない。今朝(9/14)は早速、竹中平蔵・元総務大臣を招き、盟友の山本一太参議院議員をはじめ若手7人で、「改革勉強会」を開き、地域活性化政策や年金政策について議論を行ったところである。これは、総裁選において特定の候補を支持するといった政局がらみの集まりではなく、今回の総裁選では各々のメンバーが支持する人をそれぞれ応援するとして、誰が総理になっても、引き続き政策提言を行い、改革を行っていくことを目指した会である。有権者の皆様の視線・感覚でしっかりと議論し、声をあげていきたいと思う。パフォーマンスではなく、地に足のついた腰をすえた政策提案を行っていきたいと思う。

(写真中央が竹中平蔵・元総務大臣、右側が山本一太参議院議員)
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