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「子どもの貧困」について議論
1.朝7時起床。先週末はフルに地元を回ったため、昨夜は遅い便で上京。
8時党本部で外交部会。JICA(国際協力機構)の海外所長の報告・意見交換会。その後、外務省に戻り、海外情勢などのブリーフ(説明)を受ける。

2.11時、党本部で、私が会長を務める「若者を応援する若手議員の会」(通称「若々議連」)において、 “子どもの貧困”について議論(写真)。オバマ大統領やブレア元英国首相が、就学前教育や子どもの貧困撲滅に熱心なのに対し、日本では、貧困率が上昇し続け、2004年で13.7%と世界でも上位の数字となっている。しかも、親の学歴や職業が子どもの学歴や職業に与えている影響(相関関係)が強くなっている。私自身、両親に学歴があるわけでなく、苦労して育ててくれたことに感謝しているが、奨学金をもらって大学に行き、日本は「努力すれば報われる社会」と信じていたが、実はこれは1970年頃までの話で、最近では、言わば「格差の再生産(固定・連鎖)」が一般化している、との指摘を頂いた。しかも、低所得層の子どもの学力が著しく低下してきている。もちろん、日本全体で子どもの学力が低下していることも大問題だが、この傾向が低所得者層に顕著なのである。そこで、児童手当や保育・就学前教育の給付など、いわゆる「家族関連給付」のGDP比率についての国際比較を見てみると、スウェーデン3.54%、フランス3.02%に対し、日本はわずか0.75%(ちなみに、英国は2.93%、米国0.7%)。また、「教育関連の公的支出」のGDP比率を比較すれば、スウェーデン5.7%、フィンランド5.5%、フランス4.9%に対して、日本は3.1%である(ちなみに、英国は4.7%、米国は4.5%)となっている。いずれも、日本は先進国で最低レベルなのである。こうした視点に立ち、「子どもの貧困撲滅」に向けて、「若々議連」として明快な提言を打ち出したい。すべての子どもには限りない可能性があり、その可能性を最大限引き出してやれる社会をつくらなければならない。すべての子どもに均等なチャンスが開かれてなければならない。決意を新たにがんばりたい。

3.12時、「オートバイ議員連盟」。久しぶりに「自民党カレー」(2008年11月23日今日の一枚参照)を食べながら、オートバイ用のETC生産強化や高速料金値上げについて議論。学生時代には、中型バイクに乗って秩父の正丸峠などにツーリングをしていただけにバイクへの思い入れは強い。しかも、地元に川崎重工のバイク生産工場がある。しっかり応援したいと思う。特に、最近の新型インフルエンザ騒ぎで、満員電車での通勤が忌避されている。この際、バイクでの通勤も奨励してはどうか?さらに、環境に優しいバイクへの買い換え奨励も併せて実施できればさらに良い。私からは、そんな議論をさせて頂いた。

4.議員会館事務所でスケジュー等を打ち合わせをした後、外務省に戻り、午後はずっと打ち合わせ。コシオ在京キューバ大使の表敬も受ける。

夕方は、三つの懇親会・レセプションに出席の後、外務省の中東関係者と意見交換。帰宅は9時過ぎ。