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(微修正しました) 民主党代表選に思う。 ~切磋琢磨し、若い世代で新しい政治を!!~
1.民主党の新たな代表に鳩山由紀夫氏が選ばれた。岡田克也氏との間での代表選であったが、共に“元代表”。しかも、「代々政治家の家柄」と「親がジャスコ(イオン)のオーナー」の二人である。「民主党には若い人材がたくさんいる」と言われながら、結局は、ほんの数人で代表を回しているだけである。
実は「人材がいない」のか、いても「勇気がない」のか。自民党は前回の総裁選で、石原伸晃代議士や石破茂代議士など、次のリーダーたるべき新しい人たちが立候補したし、私自身「いずれ自分も」との思いもある。総選挙後、どういう形であれ、政治を変えていくのに、新しい若い人が立候補しなかったことは大変残念である。

2.しかも、代表選は国会議員だけの投票で、結局、政策論争はなく、党内の権力闘争であった。民主党にもグループ(派閥)があり、自民党顔負けの“数合わせ”“多数派工作”を行っていることもよく分った。特に、鳩山新代表は“最大派閥の小沢派”支持を得ての当選である。
小沢氏は、西松建設から不透明な政治資金疑惑で辞任したのに、後継の代表者選びにも影響力を発揮し、さらに、鳩山氏は「小沢氏を代表代行」に任命した。一体、何のための代表選なのか?表紙を変えても、中身は“小沢傀儡(かいらい)”政権ではないか。

3.二大政党制は、両党が「クリーンさ」や「行政改革」、「政治改革」そして「国民本位の政策」を共に切磋琢磨(せっさたくま)し、よりよい政治を実現しようとする発想である。せっかく、よりクリーンで透明な政治を創るいいチャンスであると、期待していただけに残念でならない。

もちろん、我々、与党も自分たちのこととして、「改革」を進めなければならないし、大事なことは、与野党ともに「世代交代」を加速し、若い新鮮な発想で「天下りの廃止」や「行政の無駄削減」、そして「国会議員の定数削減」などの改革を断固として行うことであり、さらに、政治家を目指す“志”のある若い人たちがより広くチャンスが与えられるように、「世襲」の問題についても、一定のルールを作ることが大事なのである。

4.いずれにしても、総選挙は数ヶ月以内に行われる。与野党双方のマニュフェストで、こうした「改革」や「政策」を競いながら、近い将来には、“若手主導”の政権をつくるべく、与野党の枠を超えて、志を同じくする若手同志の連携も図っていきたい。