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海外での邦人保護、国内流通問題 etc.
1.3月19日(木)朝7時起床。インフルエンザB型にかかっている三女が、やたらと元気で、朝早くからベッドに入ってくる。「マスクくらいしてよ」と言うが、熱も下がり、外に出れないストレスもあるようだ。
そう言えば、昨日の外務委員会では、アジアで新型インフルエンザのパンデミック(大量感染)が起こった時に、その国が何万人もの邦人の保護・退避をどうやって行うのか、情報提供体制は万全か、という質問が提起された。民間航空機のチャーター機、自衛隊機、さらに陸路、海路含めすべての手段を使って、邦人の保護・退避を行わなければならない。また、在外公館233のうち、ホームページを備えているのはまだ171と、未だ十分でない。その国の通信環境にもよるが、情報提供にも万全を期したい。

2.8時、都内のホテルで「流通懇話会」。流通業界から見た定額給付金の効果、経済対策のアイデアなどについて議論を行った。私からは、イオンが漁協から直接買い入れを始めた意図などを質問。イオン側からは、①漁協から全量買い、店舗において、知恵を出し、商品化していること、②日本の消費者は、商品の見た目の美しさ、形・大きさが揃っていることを重視しすぎていること、例えば、青森で「ひょう害」にあった傷ついたリンゴを78円で売れば、店舗もリンゴ農家も利益が出て、消費者にも喜ばれたことなど、説明があった。

消費者の利益を第一に考えながらも、食の安全確保、食糧自給率の向上の観点から、農業、水産業の振興も重要である。食の安全については、流通業の責任も大きい。経済危機の折だからこそ、生産者、流通業者、消費者の三者が「win-win-win」の関係、即ち、「共存共栄」(ちなみに、これは、灘高の二つの校是の一つ。もう一つは「精力善用」。)できるよう、皆んなで知恵を出し合おうではないか。

3.9時前、党本部。国防部会で陸上自衛隊の現状と課題について議論。
9時半過ぎ、外務省に戻り、懸案事項のブリーフを受ける。
9時半、オランダの主要紙「オランダ・デ・フォルクストラン」のブリル記者の取材を受ける。主として、アジアの安全保障問題について。(ちなみに、先日のグルジアの記者の取材では大きく現地紙で取り上げられていた。)

4.11時党本部にて、文教部会。「(財)日本漢字能力検定協会」の問題について議論。
12時、清和会で食事を取り、12時20分、「沖縄北方特別委員会」理事会。前原誠司委員長と会話を交わす。
13時衆議院本会議。「在外公館名称位置給与法改正法案」を可決。中曽根弘文大臣とお礼の挨拶回り。

5.その後、外務省に戻り、15:30ドイツのニーダザクセン州のヴルフ首相と中曽根弘文大臣の会談に同席(写真)。将来の首相候補の一人だけあって、中々の見識と風貌だ。ニーダーザクセン州は徳島県と姉妹州県であり、先日、首相は大阪から淡路島を通って徳島県に行かれている。その淡路島が私の選挙区だ、との話をすると大変喜ばれ、自動車産業支援などの話で盛り上がった。

夜は、ベネズエラのラミレス・エネルギー大臣と二階俊博経済産業大臣の夕食会に同席。ベネズエラは反米の国ではあるが、昨年2回訪問している。石油供給元の多角化の観点から、大事な国である。石油・ガスの開発、経済危機への対応などかなり突っ込んだ話となった。21時過ぎに帰宅。