BLOG

13回目の質問に立ちました~決算行政監視委員会厚生労働分科会にて~
4月26日午前、厚生労働省に質問しました。
質問内容のポイントは、以下のとおりです。

(1)日本の医薬品産業は規模が小さく、日本最大の武田薬品でも世界で15番目。産業を育てる観点からも、医療の進歩の観点からも、新薬開発を加速する必要がある。ところが医薬品機構の新薬承認の審査が大変時間がかかる。審査人員が少なすぎる、早急にこの体制を充実させるべき、また、治験についても費用・時間がかかる、治験のあり方を改善すべき。

→厚労省藤井政務官他より、以下の答弁。①治験の承認も事実上ストップしており、問題点は御指摘のとおり。②本年度より審査官を26名増員した、③さらに充実に向けて検討したい、④治療のあり方についても、「国内空洞化」を改善すべく検討を進めている。是非改善したい。

(2)神戸中央市民病院が、自治体病院として初めて生体部分肝移植手術を実施、成功。神戸市は先端医療産業都市構想の中で再生医療、先進的な臓器移植、バイオ産業の振興などに取り組んでいる。医療のメッカとして、アジアや中東からも患者さんを受け入れたり、人材を育成することも考えている。「移植医療センター」の設置も含め、是非積極的な取り組みをお願いしたい。

→厚労省より、以下の答弁。①生体肝移植は全国に広がっており、センターの設置には慎重に検討したい②ただ、神戸市の構想については、構想がまとまれば適切に対応したい。

(3)介護保険法の見直しでは、新たに予防給付(予防的措置)を位置づけ、介護支出の増大を抑制すべく対応することとしているが、その際、はり、灸、マッサージ師などについても有効に活用すべきではないか。

→現在、審議会で検討中であり、来年4月の施行に間に合うように対応したい。

(4)いわゆる「カイロプラクティック」は、はり、灸、整体ほどは成熟しておらず、その効果も不透明なものもあるが、まじめに取り組んでいるものも多い。資格制度や将来の保険の適用も視野に入れて、いいものは育て、悪いものは規制するとの視点で、適切に取り組んでもらいたい。

→カイロプラクティック施術の効果について検討・研究も進めており、適切に対応してまいりたい