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守屋前防衛事務次官証人喚問
1.今日は、午後に「守屋前防衛事務次官」の証人喚問である。朝から、野党からの様々な資料の要求について、防衛省幹部と打ち合わせである。軍事機密に関わるもの以外は、できる限り公開すべきとの方針のもと、与党の責任者(担当理事)として指示を出す。その後、テロ対策特別委員会の与党理事間の打ち合わせ。自民党としても「徹底的に追求する」ことを確認する。本日は、先輩の田中和德理事が代表で尋問に立つ。

2.守屋証人は「記憶にありません」「忘れました」とばかり発言するのではないか、と思われたが、予想していた以上に丁寧に真摯に答えていたように思う。しかしながら、特定の業者からの想像を絶する接待・不透明な関係である。自らが策定に携わった「倫理規定」をも違反し、防衛省の信頼を失わせた責任は重大である。引き続き自民党としても、不透明な関係について徹底的に追求すべきである。そして、これと並行的に、テロ対策新法についての審議を深めていくことが大事である。

3.それにしても、最近の、公務員、老舗の企業、人気スポーツ選手の不正や虚偽の行動、ルール違反など、倫理観の欠如がはなはだしい。そして、政治家も様々な疑惑が指摘されている。どう考えても、世の中全体が、正義感や倫理観、世の中の基本的なルールを守ることの意識が薄くなっている気がしてならない。ある種の「拝金主義」的な考え・価値観が蔓延してきているのであろうか。もちろん、私自身も、身の回りや自身の行動、さらに事務所スタッフの活動も含めて、今まで以上に注意をし、清らかにしておかなければならないと戒めているところであるが、いつも娘たちに口すっぱく言っている「ウソをつかない」「うそは泥棒の始まり」という当たり前のことをもう一度、世の中全体で確認すべきときではないか。そんなことを考えた証人喚問であった。