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テロ対策の事前交渉
1.昨日(10/21)は夜遅くまで、旧五色町鳥飼の秋祭り。この祭りは神社の境内の前の長い階段をだんじりが何台も上がってくる壮大な祭りで、島内外にファンも多い。その壮大な祭りを楽しみつつ、漁師や農家の方々、市役所に勤務する若手の皆さんたちと一杯やりながら、意見交換した。漁師さんは①漁価の低迷と②燃油代の高さに悲鳴を上げ、農家の方々も米価の安さを嘆いておられる。私たちの食卓に新鮮で安全な(!)食材を提供してくれている一次産業の方々である。この方々が継続して仕事が出来ないと大変なことになる。党内でしっかり訴えていきたいと思う。

2.今日(10/22)は、朝早い飛行機で上京。12:00からの「テロ対策特別委員会」(通称「テロ特」)の理事懇談会に出席のためである。今国会の最大の焦点となっている、インド洋での自衛隊の給油活動の継続の是非について、いよいよ議論スタートである。明日(10/23)午後の衆議院本会議で、給油活動継続のための新法の趣旨説明を行い、その後委員会で詳細な審議が始まるのである。通常、審議時間や与野党の時間の割り振りなど、委員会での審議の進め方については、「理事会」や(さらにその前段階の非公式な)「理事懇談会」を開いて協議をするわけで、事実上与野党間での折衝はこの「理事会」が担うことになるのである。

3.この「テロ特」は委員45名で、理事8名(自民5名、民主2名、公明1名)である。自民の筆頭理事が中谷元防衛庁長官で、私が末席理事を務めている(写真)。本日の理事会では、入口から与野党の衝突であった。まず最初に、中谷筆頭のテレビでの「給油活動に反対するのはテロリスト」との発言について強い抗議があり、さらに、守屋前次官他の喚問要求、防衛省・自衛隊の資料管理の悪さ等を追及され、これらのことにきちんと対応しないと審議開始できないとの野党側の主張である。我々与党は、まず中谷筆頭が「本意でない」と説明しつつ、陳謝を行い、さらに、守屋氏に説明責任を果たしてもらうことに前向きな市背を示しつつ、衆議院本会議で趣旨説明を行う以上、ただちに委員会での審議をスタートさせるよう求めた

4.そのやり取りが続いたが、お互いの主張は平行線で、「理事懇」はいったん休憩となり、夕方に再開となった。
 その後、党本部で、厚生関係団体委員長代理として、医師会、歯科医師会、薬剤師会、老人福祉施設協会など厚生関係26団体から、予算・税制等の要望をヒアリング。特に日本歯科医師会からは、2日前に明石の歯科医師会から聞いた内容と同様の要望について説明を受けた。社会保障費の抑制が求められているが、限界に近づいているように思える。もちろん、無駄な支出は徹底的に削減しなければならないが、年金も福祉も医療も、必要な予算は必要なのである。これ以上、お年寄りや障害を持つ方々に負担を与えてはならない。無駄のない小さな政府は必要だが、社会保障は暖かさが大事である。その意味で、心の通った改革を追求しなければならない。