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子育てはストレス?
1.活動報告に、NPO法人「びーのびーの」との意見交換を報告し、その中で「母親の子育てのストレス・孤立感をやわらげることが必要」との趣旨を書いた(18.4.12)ところ、何人かの方から「子育てがストレスなんて信じられない」との声を頂いた。

2.子育ては楽しい!それはその通りである。そうでないと我が家も3人も産んだりしない。家族で食事をしたり、運動会で入賞し大喜びしている子供たちの姿を見ていると、この上ない喜びを感じる。しかし、場面場面では、ストレスを感じるものである。3人とも一歳になるくらいまで夜泣きがひどく、夫婦で交代で起きたものだ(もちろん、授乳のために妻・信子が起きる回数の方が多いわけである。)3人とも小学校に上がった今では、かなり楽になったが、3人がバラバラに歩き回ることもあり、車にぶつかりはしないかなど心配はつきない。長女は軽い障害もあり忘れ物も多い。私がほとんど家におれず、自分自身も大学で研究し、また教鞭を執っている妻にとっては、かなりの負担になっているのだと思う。

3.近くにおじいちゃん、おばちゃんがいてくれたり、地域のコミュニティが維持されている田舎ならともかく、都市部では誰も助けてくれず、子育てに重い負担を感じている母親は多いのだと思う。このことは、仕事を持っている母親でも、専業主婦でも同じだと思う。地域のみんなが力を合わせて子供たちを健全に育てていく、そんな環境を整備したい。悩みを打ち明ける仲間がいるだけで、同じ悩みを分かち合える身近な人がいるだけで負担感、孤立感は相当軽減されるようだ。夫も協力することにより、父親としての役割をしっかり果たさなければならないし、おじいちゃん、おばあちゃんの助けを借りるのもいいが、現実は「遠くの親戚より身近な他人(仲間)」なのである。このことだけで少子化対策になるわけではないが、日本全国どこに住んでいても「子育てが楽しい」と思えるような環境を是非つくりたい。