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G8エネルギー大臣会合に、日本政府を代表して出席。北朝鮮の核実験を非難。原子力の平和利用を確認。
1.5月25日(月)、イタリアとローマでのG8(主要8ヶ国首脳会議)エネルギー大臣会合に出席した。二階俊博経済産業大臣が予算委員会出席のため帰国された後は、私が日本政府を代表して、石油価格の安定に向けた金融監視・規制の強化、アフリカにおける自然エネルギーの開発支援などについて発言をさせて頂いた(写真)。

2.一方、同日、北朝鮮は核実験を行い、「成功した」と発表した。我が国の安全に対する重大な脅威であり、国際社会に対する挑戦である。国際社会の平和と安全を著しく害するものとして断じて容認できない。私も、日本政府を代表して、G8エネルギー大臣会合において、「国際社会として一致して毅然とした対応をとるべきである。我が国として、安保理において断固たる対応を求める。我々は、原子力の平和利用に向けて結束しなければならない。今会議においても何らかのメッセージを強く望む」旨表明し、これを受けて、議長であるスカイヨーラ・イタリア経済復興大臣は「北朝鮮を非難する。7月のG8サミットの議題の一つとするべきである」と述べ、今回会合のG8声明の中でも、「核不拡散も含めた原子力の平和利用」を確認した。今後、日本として国連・安全保障理事会の場で、米国等と連携し、北朝鮮に対して厳しい対応を求めるとともに、オバマ大統領が誕生し、「核軍縮」に向けて動き出した今こそ、唯一の被爆国として、核廃絶に向けてのリーダーシップを発揮していきたいと思う。