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2024.1.1
昨年一年のお礼とお詫び
1.健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年も一年間大変お世話になりました。皆様のお支えがあったからこそ、経産大臣の任務を果たすことができました。心から感謝申し上げます。

2.経済産業大臣として、1年4ヶ月間にわたって、エネルギーの安定供給、電気・ガス・プロパンガス・ガソリン料金の安定、今後の経済成長の鍵を握る半導体の調達体制(サプライチェーン)の確保、米国・欧州など有志国と連携し、機微な重要技術・物資の管理、気候変動への対応、地域の中小企業の活力維持、そしてこれらを通じた賃金・所得の大幅向上など、全力投球で職務に当たってきました。原子力発電所も12基再稼働し、猛暑も乗り越え、電力料金の安定に大きく寄与しました。

3.特に、歴史的転換点の中で、日本の成長、一人一人の豊かさの確保には「技術革新」(イノベーション)しかないとの信念のもと、気候変動対策のための水素・アンモニアの活用、CCS(二酸化炭素(CO2)の回収・貯留)、さらには、CO2を原料として化学品、化粧品、燃料などを作るという、正に「ゲーム・チェンジ」につながる「カーボン・リサイクル」の技術開発に取り組んできました。

4.再生可能エネルギーについても、現在の太陽光パネルは80%中国製に依存してしまっていますが、日本産のヨウ素を原料とし、日本発の技術であるフィルム型の「ペロブスカイト」型太陽電池は、従来設置が難しかった高層ビルの壁面や淡路島の玉ねぎ小屋にも設置できます。また、洋上風力も日本は遠浅の海が少ないため、「浮体式」の開発を進めています。約3万点の部品の大半を地域の中小企業が生産・供給できる仕組みにしたいと考えております。

5.さらに、デジタル化の基盤であり、経済安全保障上も重要な半導体については、大規模な支援を通じ、熊本の台湾TSMC社、北海道千歳のラピダス社をはじめ、国内生産基盤を確保するための道筋をつけることができました。さらに、人類にとって「火」や「電気」の発明と同じくらいの大きなインパクトを持つ「生成AI」(人工知能)、さらには量子コンピューター、核融合といった新しい時代の次世代技術について、日本がリードするべく、そのスタートを切ることができました。

6.EV用蓄電池などの材料となる重要鉱物についても、アフリカ、カナダ、オーストラリアなど世界を飛び回り、特定国に依存しないサプライチェーン(調達体制)の構築・強靱化に取り組みました。

7.また、地域の中小企業が活力を維持するために、事業承継税制の延長・(赤字企業でも活用可能とする)賃上げ税制の抜本拡充など税制改正、事業再構築補助金、IT補助金など生産性向上支援、価格転嫁対策、中小企業の資金繰り支援など全力で取り組んできました。

〈清和会の資金問題について〉
8.そうした中で、清和会の政治資金の件では、皆様方に大変なご心配ご迷惑をおかけしております。あらためてお詫び申し上げます。私自身の政治資金については、捜査当局の求めがあれば、捜査に全面的に協力し、すべて隠さずきっちりと説明したいと考えています。その上で、捜査の状況をみながら、近いうちに皆様方にもしっかりと説明したいと思います。なお、事実無根の週刊誌報道については、訴訟を含め、毅然とした対応をとっているところです。

9.今後は、今一度原点に立ち戻り、東京・明石・淡路の約20名のスタッフに支えてもらいながら、日本の将来のため、地元明石淡路の将来のため、私自身これまで通り24時間365日考え、活動していきます。特に、お一人お一人の所得が向上し、すべての人が未来に向かって夢や希望を持てるよう、そして人口減少にあっても地域が活力を維持できるよう、日本が平和で豊かな国であり続けるために、私のこれまでのすべての経験を活かし、全力で取り組む決意です。今後とも変わらぬご支援、厳しいご指導を宜しくお願い申し上げます。

今回の一連のことを機に、今後一層気を引き締めて、取り組んでまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。

〈補正予算・来年度予算の主な事業〉
・中小企業が2.5%賃上げした場合に最大45%の税額控除。
・子育て世帯等の住宅ローン控除の借入限度額を拡大・要件緩和。
・交際費の上限を1万円に引上げ。
・人手不足対策として省力化投資などに5千億円を確保。
・企業の省エネ設備投資に3年間で7千億円を確保。家庭での省エネに高効率給湯器や、
 断熱窓への改修など4200億円を確保。
・家計支援に7万円の給付と4万円の減税を組み合わせ実施。所得1,805万円超を除外。

【明石市】
・無電柱化推進(国道2号線・立石一丁目〜和坂など)17億3千万円
・山手環状線(大窪工区)整備 3千万円
・市道二見164号線・西上岡歩道橋修繕 4千万円
・国道250号・西岡歩道橋修繕 9千万円
・国道175号線維持管理 3百万円
・国道28号線維持管理 3百万円
・ため池整備(魚住町・明神池、寺山池)5千2百万円
(魚住金ヶ崎・大道池)4千6百万

【淡路市】
・橋梁修繕(里立道1号線・野島里橋、佐野生穂縦貫線・佐野橋、茶間坂部線・坂部橋、
旧県道佐野仁井岩屋線2号線・仁井橋、淡路市・点検計画)4千2百万円
・農業競争力強化農地整備事業(西山・柳沢東)1千万円
・ため池整備(王子・皿池)9百万円、
(生穂・大門池、斗ノ内・立道下池、釜口・蔵座大池)2百万円、
(佐野・谷子池)4千4百万円、(尾崎・北代池)3千3百万円
・地すべり対策(生田大坪)5百万円、(生田大坪・大坪)7百万円
・農地中間管理機構関連農地整備事業(北淡路合計)2億1千万円

【洲本市】
・国道28号線(洲本バイパス改築)20億円、(舗装)3千9百万円
・橋梁修繕(洲本灘賀集線・スカイウォーク全橋、階段)22億4百万円
・農業競争力強化農地整備事業(塔下)1億1千8百万円、(都志大宮)1千万円、(相原)6千万円
・ため池整備(千草・宮谷池)6千6百万円、
(下加茂・赤松下池、宇山・砂池、鳥飼浦・鳥飼代田大池)2千2百万円、
(五色町広石下・夫婦池下池)6千6百万円、(五色町鳥飼中・高丸池)3千3百万円
・農地中間管理機構関連農地整備事業(市原)1億7千5百万円
・特定農業用管水路等特別対策(鮎屋他)9千万円

【南あわじ市】
・福良港高潮対策 6億5千万円
・橋梁修繕(阿万福良湊線・東谷川橋)22億4百万円、
(福良65号線・築地橋、白崎本線・木場橋)8百万円
・ため池整備(八木大久保・門前池)5千5百万円、(倭文神道・市池)4千4百万円、
(広田広田・広田大谷池)7千7百万円、(八木馬廻・次郎池)3千3百万円、
(八木養宜上・八木皿池)6千6百万円
・農業競争力強化農地整備事業(養宜)2億4千7百万円、(片田)1億3千万円
・元気で安全・安心な兵庫の道づくり(福良江井岩屋線)2千百6万9千円
(洲本灘賀集線・灘油谷ほか)5百万円
・農地中間管理機構関連農地整備事業(八幡北)2百万円
・漁港施設機能強化事業(沼島)2千万円
・水産生産基盤整備事業(沼島)4億3千万円
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