ニッシーブログ
2023.12.2
13兆円の補正予算成立〜物価高の負担軽減・所得向上への投資促進〜
13兆円の補正予算成立〜物価高の負担軽減・所得向上への投資促進〜

昨日11月29日、総額13兆円規模の補正予算が成立しました。現下の物価高騰で厳しい状況にある「家計への負担軽減」と「所得向上のための投資」を強力に後押しする内容です。

1.<電気・ガス・ガソリンなど負担軽減策の継続>
まず、電気・ガス・ガソリンなど燃料油の価格高騰に対して、負担軽減策を延長します。家庭向けの電気料金には3.5円/kWhの支援を来春まで継続します。また、ガソリンについても価格抑制を来春まで継続し、支援がなければ200円を超えるガソリン価格を175円程度に抑える措置を継続します。(併せて、給付と所得減税を組み合わせ、負担軽減を行います。)

2.<企業も家庭も、省エネ構造への転換を支援>
この機にエネルギー危機に強い省エネ型の構造への転換を進めます。省エネ設備への投資の支援に3年で7000億円の補助金を確保しました。家庭での省エネについても約4200億円を計上し、高効率給湯器の導入に1台10万円程度、断熱窓への改修に上限200万円の支援を行います。バリアフリーのリフォームへの支援と合わせてご活用頂ければと思います。

3.<所得の向上へ向けて先端技術分野で世界をリード>
また、世界がデジタル化・脱炭素化など時代の転換点を迎える中、半導体、AI(人工知能)、蓄電池、宇宙など成長分野に対して約2.7兆円の予算を確保し、民間企業の大胆な投資を支援します。イノベーション(技術革新)で世界をリードすることで、所得を向上させます。

4.<人手不足対策を支援>
さらに、現在直面する人手不足を乗り越え、果敢に挑戦する中小企業を応援します。省力化投資、省エネ投資(上述)、新規事業への投資など支援していきます。特に「省力化にどこから手をつけてよいか分からない」という声にもお応えし、センサー、ロボット、無人決済システムなど省力化製品を予め提示するリストから選ぶ「カタログ方式」を行います(ちょうど、結婚式の引き出物などでよく使われるカタログのようにします)。事業者の実情に合わせたハード・ソフト両面での取組への支援に5000億円を確保しています。

5.<夢や希望の持てる大阪・関西万博に。予算管理・コストダウンを徹底>
本日、大阪・関西万博の開催までちょうど500日前です。前売チケットの販売が始まり、私も早速購入しました。コロナ禍を経験し、ウクライナや中東情勢など緊迫化する中、「いのち」の貴さと、日本が誇る技術・文化を世界に発信します。「人間そっくりのアンドロイドとの対話」、iPS細胞から作成した「ドクドクと動く心筋シート」、「空飛ぶクルマ」、31言語の「多言語翻訳技術」など、ユニークな最先端のプロジェクトを通じて、子どもたちや若者などすべての人々が未来に向かって夢や希望をもてる素晴らしい万博を実現します。
万博の経済効果は、2017年の時点で約2兆円と試算しておりますが、地下鉄や高速道路など周辺インフラを含めれば約5.8兆円に上ります。今後、国民負担が少しでも軽くなるように徹底して予算管理・コストダウンを行っていきますが、多くの方に喜んでもらえる魅力ある万博を目指し全力を尽くしていきます。

引き続き、日本そして世界の平和と繁栄のために使命感を持って全力で取り組んでいきます。


11月30日(木) 18:45〜19:30  インターネット配信「ニコニコ生放送」に出演します。
12月 3日(日)  9:00〜10:00  NHK 「日曜討論」にオンラインで出演します。
画像はこちら


一覧
HOME
(C)yasutoshi.jp