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2005.3.6
「スーパーコンピュータ」の日米競争
1. 本日、科学技術調査会の勉強会(8:00〜9:00)に出席した。
いわゆる「スーパーコンピュータ」では「地球シミュレータ」を開発した日本が、世界の先頭を走っていることであった。この「地球シミュレータ」が開発された時、米国のニューヨークタイムズ紙は、ロシアの有人衛星 「スプートニク」に例えて「コンピュートニク」と表現し、日本に追い抜かれた危機感を露わにしたし、現に、「地球シミュレータ」により、台風の進路がピンポイントに予想できるようになったり、地球温暖化の進展も極めて明快に分析されるようになった。

2. しかし、10テラ(10兆)フロップという世界最先端の「スーパーコンピュータ」である「地球シミュレータ」にはもっと様々な分野での活躍が期待されるし、米国は、ただちに10ペタ(1000兆)フロップ・クラスの「スーパーコンピュータ」の開発に取り組んでいる。日本としても今後、ナノテクノーロジーの開発・普及、バイオテクノロジーによる創薬促進のためにも、ポスト「地球シミュレータ」に力を注ぐべきである。日本の英知を結集すべくガンバりたい。

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