ニッシーブログ
2007.9.27
政策論議スタート
1.新内閣がスタートした。 “総裁選モード”から“仕事モード”“政策モード”に早く切り換えていかなくてはならない。本日(9/27)も朝8時から部会、議員連盟等が再開された。8時に「海岸保全整備推進議連」に出席。久しぶりに党本部の朝食(写真)を食べる。この朝食を食べると“仕事モード”全開である。まるで“パブロフの犬”のようである。ところで、この議連は、海岸を所管(担当)する省庁が、国土交通省港湾局、河川局、農林水産省農村振興局、水産庁の4つの部局にまたがることから、縦割解消のためにつくられたものである。一般の国民はもちろん、我々議員ですら、どの海岸、港がどの役所の所管かわからない。例えば、私の地元の淡路島の港37のうち、22が水産庁の「漁港」で、15が国土交通省港湾局所管の「港湾」である。使っている漁師さんからすればどちらでも関係ないが、役所間の縄張り争いは激しい。こういうムダこそ、我々政治家がしっかりリーダーシップを発揮しなければならない。

2.その後、「公立学校耐震化議連」に出席。まだ60%に満たない耐震化率を早急に改善すべく決議を取りまとめた。その後は、外務省アフリカ担当特命全権大使から、来年のTICADW(第4回アフリカ開発会議)の現状・準備状況について説明を受けた。私からも、先般のアフリカ訪問の報告をしながら、意見交換。そして、この小田野アフリカ担当特命全権大使は前ミャンマー大使であり、自然とミャンマー情勢の話となった。人々の尊敬を集める僧侶が負傷したり拘束されたりとの報道があり、心配である。ミャンマーの人々は、非常に勤勉で穏やかな国民性だと認識しているが、現政権の経済政策の無策が民衆の不満を呼んだのだと思う。国民の人権を守ることが何より大切であるが、経済政策について、日本として協力できる面も大きい。石油・鉱物資源の埋蔵量も期待されており、潜在力の大きな国である。現政権においては、是非冷静な対応を望みたいし、民主化に向けた歩みを進めてほしいと思う。

3.午後からは、国土交通部会の役員会に出席。当面の課題について意見交換を行った。参議院で野党が過半数を占める中、特に「道路特定財源」の扱いが最大の懸案である。自民党内でも様々な意見がある中ではあるが、「高速道路の無料化」を主張する民主党とも、どこかの時点で意見交換・すり合わせを行わないとならない。来週から本格化する国会論戦で、どんな雰囲気になるかがポイントである。民主党が真っ向から「反対」「反対」の対決姿勢でくるのか、参議院で過半数を有している責任を感じて「政策調整」に応じてくれるのか。衆議院で可決し参議院で否決された法案について、確かに再び衆議院で3分の2以上の賛成があれば成立するが、そう何本もの法律を再議決する時間的余裕はないし、何より国民の皆様の理解が前提である。民主党の主張も、取り入れられるものについては取り入れつつ(例えば、地方の高速道路の大幅な料金値下げなど)、是非建設的な議論を行ってまいりたい。
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