ニッシーブログ
2007.9.13
安倍総理辞意表明(一部加筆修正版)
1.突然の辞意表明に正直言って大変驚いた。内閣改造後、安倍総理と話す機会はなかったが、昨日は、与謝野官房長官に官邸に呼ばれ、地域活性化対策や年金改革についての私の考えを申し上げたところであり、ホントにびっくりした。いろんなことが続いていたため、安倍総理の健康や気力が続くことを祈っていたが、国会が始まり所信表明演説を行ったあとだけに誠に残念である。
2.オーストラリア・シドニーで、ブッシュ大統領はじめ諸外国の首脳から、インド洋でのテロ防止活動(給油活動)の継続に対する期待を表明されて、国際的な責任を痛感する一方、参院選で過半数を割っているという国会運営の難しさとの板ばさみに悩まされ、心身共に疲れ切ったのだと思う。
3.精神的にも相当追いつめられていたのではないかと危惧する次第であるが、このタイミングでの退陣表明で、結果として国会審議に支障をきたすことになり、国政の停滞を招きかねず、これまで支えてきた一人とて、また政権与党の一員として皆さんにお詫び申し上げる次第である。
4.その意味でも、大変な衝撃ではあるが、ショックを乗り越え直ちに新しい体制を作らなければならない。総理は、国際テロ防止活動の継続に向けて「局面を転換するため」との理由を話されたが、その国際公約を果たすためにも政治空白は許されない。一刻も早く、新しい総裁を選ぶことが大切である。
その際、@官僚のなれ合い・不正やムダ遣いを許さないこと、A古い自民党の体質を一掃し、クリーンでオープンな党に改革できること、B国民生活の安定、弱者への目配りや地域活性化に全力で取り組めること、C国際社会の中でしっかりと責任を果たし、協調していくこと、などを基準に後継総理を選び、私自身の責任も果たしていきたいと思う。
5.なお、国政の空白は許されないが、密室や国会議員だけで決めるのではなく、全国の党員や国民の意思ができる限り反映されてるような形で総裁選挙を実施すべきだと考える。この趣旨を党改革実行本部(私が副本部長)として、本日執行部に申し入れたところである。
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