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新型コロナの病床確保に全力、RCEPにより輸出拡大
1.新型コロナウイルス については、厳しい感染状況が続いており、地域によっては急速に感染が拡大しています。特に、北海道、大阪の病床の確保が大きな課題となっております。北海道にはクラスターの専門家、保健師など国から26名、知事会などから看護師20名の派遣を行っています。また、大阪府では重症者用の病床確保が大きな課題です。国も府の病床確保を支援するとともに、知事会等と連携し、看護師40名を派遣する準備をしています。国民の皆様の命を守るべく、全力で対応しています。

2.GoToトラベルでは札幌市、大阪市での対応に加えて、東京都を発着する旅行について、12月17日(木)までの間、65歳以上の高齢の方及び基礎疾患を持っている方による、GoToトラベル事業の利用の自粛をお願いしております。これは重症者の増加を抑え、医療の逼迫を回避するためです。
また、尾身先生はじめ専門家からは、20代から50代の活発な人の感染防止策が極めて重要であると指摘されています。マスク、消毒、手洗い、三密の回避といった感染防止策の徹底を重ねてお願いいたします。特に、会食の時に会話の際のマスク着用をお願いします。

3.11月15日に地域的な包括的経済連携協定(RCEP)が署名に至りました。日本、中国、韓国、豪州、ニュージーランド、ASEAN10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)が参加します。本協定により世界のGDP、貿易総額及び人口の約3割、我が国の約5割を占める地域の経済連携協定になります。
工業品について、14か国全体で約92%の品目の関税撤廃を獲得し、中国・韓国における無税品目の割合が上昇しました(中国:8%⇒86% 韓国:19%⇒92%)。最大限に活用して輸出促進・新市場開拓をすすめます。
農林水産品等について「守り」として、重要5品目(米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘未資源作物)を完全削減・撤廃から全て除外しました。中国からの輸入については鶏肉調整品や野菜等(たまねぎ、ねぎ、にんじん、しいたけ、うなぎ調整品等)などを関税削減・撤廃から除外しております。その一方で、「攻め」としては、中国向けのほたて貝、パックご飯、さけ、ぶり、切り花、清酒等、韓国向けの板チョコレート、清酒等、インドネシア向け牛肉等の関税撤廃を獲得しました。交渉の成果を最大限活用し農林水産品等の輸出拡大をはかります。

4.何としても現在の感染拡大を抑え、命とくらしを守るため、全力で取り組んでまいります。引き続きのご指導、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


【テレビ出演のお知らせ】
日曜討論12/6(日)9:00~10:00
「新型コロナ急拡大 感染防止へ 国は?地方は?」 

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