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拉致議連副幹事長就任。「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」は必要か?「ミスター検討中」から「ミスター二転三転」へ。
1.11月16日(月)夜は、地元洲本市の異業種交流会で講演。もう10年も前にこの会で講演させて頂いて以来だ。経営環境が厳しい中でもやる気のある洲本の商工業者の皆さんと、大変有意義な意見交換ができた。限られた時間であったが、総裁選の時の話題も含め、皆さんから大変な激励を頂いた。
2.11月17日(火)は、朝8時、超党派の海事振興連盟からスタート。海運国家・日本として、税制や予算などの振興策について、超党派で取り組むことを議論するが、現実には、民主党政権となり、例えば、神戸港をスーパー中枢港湾とするための予算等が執行停止となっている。是非言行一致を求めたい。
9時40分、院内で国会対策委員会。本日審議が始まる「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」について金融庁から説明を受ける。当初の「モラトリアム法案」(3年間元利支払いの猶予・停止?)の発想もひどかったが、結局、何のための法律かわからなくなった。景気が引き続き低迷しているのは認識を共有しているが、しかし、だからこそ、金融機関と借り手の民間企業のやりとりは日々行われ、現実に「民間-民間」の取引として、返済条件の変更なども行われているのである。新たな法律が必要なわけではない。また、保証協会の措置も予算措置でできるから、新たな法律は必要でない。むしろ、返済条件の変更(猶予)を金融機関の努力義務と明記することにより、新たな融資(ニューマネー)が行われなくなる危険性もある。すなわち、こうした法律は必要ないどころか、むしろマイナス面が大きいのではないか。徹底した審議を求めたい。
3.10時半、超党派の拉致議連。まず、全員で、会長を務められた故・中川昭一代議士のご冥福を祈って黙とうをささげた。本当に残念である。中川昭一さんとの思い出は尽きない。統一ロシアの党大会にお伴させて出席させて頂いたし、私の地元南あわじに応援演説にも来て頂いた。そうした中でも最も思い出に残っているのは、私が党の事務局長として、「海洋基本法」と「安全水域設定法」をまとめ、議員立法として提出した時のことである。特に、この「安全水域設定法」は、東シナ海はじめ我が国の排他的経済水域で、周囲500mを安全水域として設定して、入ることを禁じ、我が国の資源開発を可能とする法案で、中川政調会長(当時)にご指導頂き、成立までこぎつけることができた。常に我が国の国益を考えておられた中川さんらしい、大所高所からのアドバイスを頂いた。あらためて感謝申し上げ、心からご冥福をお祈りしたい。
拉致議連の会議では、私から以下の2点について指摘した。①ヨーロッパや中国が北朝鮮で資源開発を進めているとの報道があるが、制裁の尻抜けにならないように国際的に協調すべき、監視を強化すべき、②日米間の諸懸案について、政府内の発言がバラバラであったり、二転三転したりしている。日米関係の信頼を損なわないように、与党の皆さんに是非お願いしたい。
いずれにしても、本議連の副幹事長を拝命した。地元の拉致被害者・有本恵子さんの帰国も含めて、本問題の解決に向けて、引き続き全力を尽くしたい。
4.昼は、同級生のT弁護士と。世の中の新しい動きを聞きながら、頭の整理。
13時、衆議院本会議。「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」と「インフルエンザ対策法案」の審議が始まる。一度に二本の法案審議が始まるのは異例である。さらに、上述の問題点があるにもかかわらず、「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」について一日の審議で採決しようとの動きもある。国会軽視と言わざるを得ない。徹底的に議論したい。
また、「インフルエンザ対策法案」については、ワクチン接種が一回なのか二回なのか、厚生労働省の方針が二転三転し、都道府県の現場は混乱している。妊婦さんはじめ、不安を感じ始めている国民も多い。先日の代表質問の際に、私は、長妻昭大臣と「ミスター検討中」と呼んだが、今や「ミスター二転三転」となってしまっている。政治主導と言いながら、専門家の意見やWTOの国際標準を無視して、「素人」の政治主導により国民の不安を増長してしまっている。この点も含めて徹底的に審議したい。
5.夕方は、会館事務所で、来客、取材等を受ける。夜はパーティを回った後、金沢工業大学虎ノ門教室で講義(写真)。日本の経済・社会の大きな変化と政治の動きについて、私の考えを述べさせて頂いた。出席した多くのビジネスマンの方々からご意見やご質問を頂き、大いに刺激になった。
2.11月17日(火)は、朝8時、超党派の海事振興連盟からスタート。海運国家・日本として、税制や予算などの振興策について、超党派で取り組むことを議論するが、現実には、民主党政権となり、例えば、神戸港をスーパー中枢港湾とするための予算等が執行停止となっている。是非言行一致を求めたい。
9時40分、院内で国会対策委員会。本日審議が始まる「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」について金融庁から説明を受ける。当初の「モラトリアム法案」(3年間元利支払いの猶予・停止?)の発想もひどかったが、結局、何のための法律かわからなくなった。景気が引き続き低迷しているのは認識を共有しているが、しかし、だからこそ、金融機関と借り手の民間企業のやりとりは日々行われ、現実に「民間-民間」の取引として、返済条件の変更なども行われているのである。新たな法律が必要なわけではない。また、保証協会の措置も予算措置でできるから、新たな法律は必要でない。むしろ、返済条件の変更(猶予)を金融機関の努力義務と明記することにより、新たな融資(ニューマネー)が行われなくなる危険性もある。すなわち、こうした法律は必要ないどころか、むしろマイナス面が大きいのではないか。徹底した審議を求めたい。
3.10時半、超党派の拉致議連。まず、全員で、会長を務められた故・中川昭一代議士のご冥福を祈って黙とうをささげた。本当に残念である。中川昭一さんとの思い出は尽きない。統一ロシアの党大会にお伴させて出席させて頂いたし、私の地元南あわじに応援演説にも来て頂いた。そうした中でも最も思い出に残っているのは、私が党の事務局長として、「海洋基本法」と「安全水域設定法」をまとめ、議員立法として提出した時のことである。特に、この「安全水域設定法」は、東シナ海はじめ我が国の排他的経済水域で、周囲500mを安全水域として設定して、入ることを禁じ、我が国の資源開発を可能とする法案で、中川政調会長(当時)にご指導頂き、成立までこぎつけることができた。常に我が国の国益を考えておられた中川さんらしい、大所高所からのアドバイスを頂いた。あらためて感謝申し上げ、心からご冥福をお祈りしたい。
拉致議連の会議では、私から以下の2点について指摘した。①ヨーロッパや中国が北朝鮮で資源開発を進めているとの報道があるが、制裁の尻抜けにならないように国際的に協調すべき、監視を強化すべき、②日米間の諸懸案について、政府内の発言がバラバラであったり、二転三転したりしている。日米関係の信頼を損なわないように、与党の皆さんに是非お願いしたい。
いずれにしても、本議連の副幹事長を拝命した。地元の拉致被害者・有本恵子さんの帰国も含めて、本問題の解決に向けて、引き続き全力を尽くしたい。
4.昼は、同級生のT弁護士と。世の中の新しい動きを聞きながら、頭の整理。
13時、衆議院本会議。「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」と「インフルエンザ対策法案」の審議が始まる。一度に二本の法案審議が始まるのは異例である。さらに、上述の問題点があるにもかかわらず、「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」について一日の審議で採決しようとの動きもある。国会軽視と言わざるを得ない。徹底的に議論したい。
また、「インフルエンザ対策法案」については、ワクチン接種が一回なのか二回なのか、厚生労働省の方針が二転三転し、都道府県の現場は混乱している。妊婦さんはじめ、不安を感じ始めている国民も多い。先日の代表質問の際に、私は、長妻昭大臣と「ミスター検討中」と呼んだが、今や「ミスター二転三転」となってしまっている。政治主導と言いながら、専門家の意見やWTOの国際標準を無視して、「素人」の政治主導により国民の不安を増長してしまっている。この点も含めて徹底的に審議したい。
5.夕方は、会館事務所で、来客、取材等を受ける。夜はパーティを回った後、金沢工業大学虎ノ門教室で講義(写真)。日本の経済・社会の大きな変化と政治の動きについて、私の考えを述べさせて頂いた。出席した多くのビジネスマンの方々からご意見やご質問を頂き、大いに刺激になった。